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Vol5.太賀

今回演じられる宇垣隆将とはどんな人物でしょうか?

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キャラクター設定では、とび職をしていて、昼間部の生徒に怖がられている、どうしようもない不良ということになっていますが、実はそれ以外にも設定がありまして、そのことが第4話の軸になる部分なので、詳しくはナイショにさせてください。
ただ、第1話で桜先生に「華を助けるためになんとかして!」と声をかけられて、とび職という技能を活かして雨どいを伝って上るというシーンがあった通り、割と素直なところもあると思います。引っ込み思案で自分からはなかなか行動できないけど、誰かに背中を押されることで、本当の自分を出せるという人って、どこにでもいると思うので、宇垣もそんなごく普通の人の一人だと思います。

第4話の台本を読んだ感想は?

まずは、男の友情というか、宇垣が男になるというお話だと思いました。それと、宇垣が男になるという部分を本筋として、“友達”というものがキーになっていると思います。山本耕史さん演じる大澤と宇垣との友情の芽生えみたいなものを感じました。
このドラマは、最初はバラバラに見えていた4年1組の生徒たちが、桜先生の登場によって、段々と一つになってくるというお話で、そこには友情というものは外せないと思うんです。第1話から始まって、その友情というか絆みたいなものが徐々に形作られてきていますが、第4話では、僕が演じる宇垣と大澤の、心のふれあいが描かれています。
でも、シーンの数も多いですし、感情の起伏も大きいので、上手く演じられるかな…と、読んでいて少し心配になりました。

宇垣を演じる上で気をつけているポイントというと?

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どうしようもない不良で強面という設定なんですけど、宇垣も孤独な部分をもっているというか、いろんなことがあって背伸びしているところがあるので、「実は無理して背伸びしているんじゃない?」と、何か強がっているように見えるよう演じられたらいいなと、いつも考えています。
それと、宇垣のことを考えていると、自分自身にすごく似ているところがあるなって感じています。悩みやコンプレックスを抱えていたり、男らしくありたいという気持ちとか、自分にもすごく響くところがあって、自分と共通する気持ちを持っている宇垣を放っておけないというか、宇垣を男にしてやりたいです(笑)。

撮影現場の様子や共演者の印象というと?

いろんな年代の方がいらっしゃる中で、スタジオの前室ではヤングチームと大人チームと、それぞれいろんな話で盛り上がっています。そんな中、年齢的に僕は20歳という真ん中なところにいるような感じで、ヤングチームと盛り上がることもあれば、ちょっと背伸びして(笑)大人チームの輪に加えてもらっています。
最初は、こんなに幅広い年齢層の人たちが集まると、どうなるのかな? とか思いましたけど、今では垣根もなく輪ができていると思います。個人的には、高倉さんを演じてらっしゃる織本順吉さんに、戦時中の話しを聞くのが好きです。そのほか、先輩がたくさんいるので、いろいろと勉強になります。

思い出に残る先生、もしくは理想の先生というと?

学生生活を振り返ると、どの先生もすごくいい方たちばかりだったので、良い先生の思い出しかありませんね。理想の先生を強いて言うなら、器が大きいというか、兄貴みたいな存在の先生です。
桜先生みたいな先生も、もし本当にいてくれたらいいですね。ものすごく行動力があって、もしかすると周りが見えてないんじゃない!? と思うくらい猪突猛進型というか、そんな先生が本当にいたらおもしろいですよね。
今までの先生はいい先生ばかりだったし、今の自分に大きな不満があるわけではないですけど、もし僕の学生時代にそんな先生と出会っていたら、今とは違う生き方をしている別の自分がいたのかも…なんて想像しちゃいます。

最後にこのドラマの見どころというと?

第4話は、パッケージとしては宇垣と大澤さんを通して“男の友情”のような物語になっていますけど、それは性別云々ではなくて、人として誰にでも響くものがあると思います。誰にでも大なり小なり悩みやコンプレックスがあると思うので、ドラマを観てくれる方に、何か伝わるものがあればいいなと思いながら演じていますので、よろしくお願いします。
それと、宇垣も孤独な部分をもっているんですけど、桜先生やクラスメートといることで、「一人じゃないんだ」と気づきがあって、それは第4話だけでなくドラマ全体を通して、「一人じゃないよ」というメッセージはポイントになっていると思います。定時制高校を舞台として、いろんな年代でそれぞれに悩みを抱えた生徒と、桜先生の物語は、なにか共感しbていただけることがあると思うので、ぜひこれからも観ていただけるとうれしいです。

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