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Vol1.観月ありさ

このドラマのお話しを聞いたときの印象というと?

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まずは、ドラマのタイトルに驚きました(笑)。「夜の先生ってどんな感じ!?」と、なんだか意味深な感じに惹かれまして、それからドラマの内容を聞かせていただくと、定時制高校のお話しで、私が演じる夜野桜という女性は、いろんなことを経験してきた型破りな先生だということで、さらに興味を持ちました。 先生役は何度か演じてきましたけど、今までは割りとストレートな感じの先生だったので、今回は普通の学園モノとは違い、先生もユニークな設定なのでおもしろいと思いました。生徒たちもいろんな年代の人がいて、それぞれなにかワケありなところがあるというのも、このドラマに惹かれた部分です。

今回演じられる夜野桜という女性はどんな人物でしょうか?

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そうですね、私自身もはっきりとしたことはわからないですが(笑)、掴みどころがあるようなないような…という感じの人。なにかフワ〜っとした感じなんです。それと、なにか真面目なことを言うのかと思ったら、すごいボケをかましたり、でもそれが計算なのかそうじゃないのか? なんというか、アタマの中の思考回路を覗いてみたいキャラクターですね。
真っ直ぐなところもあるけど、それを人に押し付けないというか、「私はこうよ!」と直球で伝えるんですけど、それを受け取るのも取らないのも「アナタの勝手よ」という人だと思います。先生だからといって、自分の考えを押し付けるのではなくて、同じ目線というか、友達感覚でいろいろと話しができる感じは、すごく素敵だと思います。

そんな桜を演じる上で気をつけているポイントというと?

掴みどころのない感じを、どう見せていくかということと、なにか良いセリフを言うときでも、良いセリフを言っている風に感じさせないよう(笑)気をつけています。良いセリフを大真面目に言ってしまうと、ヒューマンドラマ的な感じになると思うんですが、そこをあえて軽くサラッと言うように気をつけています。「あれ、今なんかイイこと言ったんじゃない!?」みたいに感じとってもらえたら嬉しい。
このドラマの桜は、自分では良いことを言っているつもりはないけど、「あれ、なんか上手いこといっちゃった!?」という風に、何気ない言葉の中に、なにかキーワードが隠れているという風に見せていくことでおもしろくなると思うので、そういう設定で桜を演じています。大切な言葉をドラマチックに言わないというか、あまりお説教っぽくない感じが、桜のキャラクターには合っていると思います。

個性的な桜の衣装についての印象というと?

今までかつてなかったくらいの、パンチの効いた派手な衣装を着させていただいています。各話の衣装合わせのときに、「こんな洋服、どこで売ってるの!?」と毎回びっくりするような衣装が並んでいるんですけど、それを見ていると段々と感覚が麻痺してくるという感じで、「これじゃちょっと地味じゃない?」と思い始めている自分がいます(笑)。別な言い方をすると、ヒョウ柄やトラ柄など、派手な衣装を着ることで桜というキャラクターになっているかもしれませんね。

共演者みなさんの印象や現場の雰囲気はいかがでしょうか?

笹野高史さんや織本順吉さんは以前に何度かご一緒させていただいたことがありますけど、それ以外の方は大体が初共演の方ばかりです。それこそベテランの方から若い方まで、いろんな方が集まっていますが、そんな人たちで交わされるお芝居は見ていてすごく楽しいです。みんな同級生ですからね、おもしろいですよ。
それと、コメディドラマということもあって、みなさん撮影現場に慣れてくると、「いかにウケを取るか」みたいな感じで徐々にアドリブが増えてきているのも、おもしろいところです。元々の台本もおもしろいんですけど、それをさらにおもしろくしてやろうという役者さんの気持ちを感じています。

思い出に残る先生や理想の先生像というと?

小学生のときに通っていた学習塾の先生は、すごく良い先生というか印象に残っていますね。勉強はもちろん教えるのだけど、それ以外に道徳心というか、勉強以外のことも教えてくれるような先生でした。いろんな意味での“遊び心”というものを大切にしているというか、夏休みには「社会科見学だ!」と言って、生徒のみんなを映画に連れて行ってくれたりしました。生徒の皆ともすごく仲がよくて、学校よりも通うのが楽しかったですね。

最後にこのドラマのみどころというと?

とにかく、いろんなキャラクターがたくさん出てきますが、それぞれキチンと背景が見えてくるので、若い方でも年配の方でも、誰かしら自分と重ねることのできる登場人物が見つかると思います。生徒たちのチームワークというか、年齢を超えたところの友達って良いなと感じてもらえると思います。
心を動かされるような言葉もたくさん出てきますが、良い意味で説教くさくないというか、気楽な感じで楽しめて、それでいて見終わったらちょっと元気がもらえるような、そんなドラマだと思うので、ぜひご覧いただければと思います。

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