戦評:2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選

《男子戦評》

男子MAN
【戦評】

6月5日(日):フランス戦

JPN
3 { 
25-18
25-23
25-23
 } 0
FRA
未来へのリスタート——。2016年、リオデジャネイロオリンピックの出場は、届かなかった。2020年、東京で輝くために…。会場を埋め尽くす大声援に、その活躍を誓う最終戦。相手は、ヨーロッパ大陸予選2位のフランスだ。

日本はイラン戦以来、3試合ぶりに柳田をスタートから起用。対するフランスは#9イワン・ヌガペトらベテランを温存し、若手メンバーを投入したメンバーで臨んだ。なんとか最終戦を白星で飾りたいと気合いが入る日本は、柳田のスパイクで先取点を奪うと、米山のフェイントなどで得点し、8-6と2点リードで最初のテクニカルタイムアウトを迎える。その後も、リベロ酒井のファインレシーブ、米山の思い切ったサーブでフランス守備陣を崩し、リードする展開。セッター関田のミドルブロッカー陣を絡めた丁寧なトス回しが光り、清水のサーブで連続エースを奪うと、16-8と大量リードを奪う。フランスもサウスポー#18チボー・ロサールのスパイクを軸に5連続得点で追い上げるが、日本は柳田の強烈なスパイクなどで得点し、セットを先取する。

第2セット、#5トレボール・クレブノ、#18ロサールとサイドからの攻撃を仕掛けるフランスに得点を許した日本だったが、出耒田のクイックやブロックに加えて、酒井、柳田のレシーブでバックから盛り立て、出耒田のブロック、柳田のフェイントでリードを広げる。さらに終盤、二枚替えで投入された栗山のスパイクなど日本ペースで試合を運ぶが、フランスも粘りを見せ、22-22の同点に。そこで富松のクイックが出て一歩リードした日本。柳田のパイプ攻撃でセットを連取。

第3セット、フランスの逆襲が始まる。柳田をブロックで仕留めると#5クレブノのスパイクなどで得点しリードを奪う。意地を見せたい日本は、富松のクイック、ブロックで得点し競り合う展開となるが、フランス#18ロサールの強烈なサービスエースで得点する。粘る日本は米山のパイプ攻撃で得点すると、柳田が硬軟織り交ぜた攻撃で得点、コーナーギリギリに入るサービスエースで20-18と逆転に成功。しかしフランスも譲らず、終盤まで競り合う展開に。最後は必死につないだボールを、清水が力で押し込み、25-23。ラストゲームを勝利で飾ると、びっしりと詰めかけた観客から、万雷の拍手が全日本男子チームに送られた。
 

南部正司監督
「今日、フランスチームは主力が中心でなかった中、最終戦で色んな思いを選手がプレーに出してくれたと思います。大会を通して、後半になるにつれ相手の高さやスピードに慣れてくるというのが、つきまとう問題です。最終戦、勝とうという気持で戦い選手がよく踏ん張ってくれました。今日の勝利を次につなげていきたいと思っています」


柳田将洋選手
「オリンピックの出場権を逃したあともたくさん応援に来てくださり、足を運んでくださった皆さんのためにも戦いたいと思いました。初めてのOQTで、思うように力が出ない期間があったので、悔しい思いは強かったですが、この経験をしっかり次につなげられるように精進していきたいと思います。これからは自分たちの世代がしっかりと力を出せるように精進していきたいと思います」
 
清水邦広選手
「出場権を逃し、ほんとうに申し訳ない気持です。今日の試合は日本らしいバレーができたのではないかと思います。サーブで攻めて、ディフェンスを絞ってそこからこちら側の攻撃につなげていくという、これを毎回、強い相手にやっていれば、自分たちの結果も、もっと違うものになっていったのではないかと思います。今日のようなプレーがこれから常に出せるように、一戦一戦、一点一点あきらめないプレーをしていきたいです」

関田誠大選手
「セッターとして自分もクイックをたくさん使うことができて、いい試合の流れができたのでよかったと思います。今回が初めてのOQTでしたが、大きなプレッシャーの中でいつも通りのバレーができないという悔しい思いをしたので、今後につなげられるように練習していきたいと思います」
TBSバレブー
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