戦評:2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選

《男子戦評》

男子MAN
【戦評】

6月1日(水):イラン戦

JPN
1 { 
20-25
25-19
22-25
25-27
 } 3
IRI
攻めて可能性を見出すしかない—。前日のポーランド戦に敗れたあと、そう語っていた柳田。
今日から始まるアジアの強敵との2連戦に背水の陣で挑む、全日本男子。

4戦目の相手はイラン。パワーだけでなくブロックを巧みに利用するうまさも持つ難敵だ。
第1セット、日本は石川のスパイクや相手ミスでリードするも、相手サーブで乱され連続失点。
その後、清水の活躍で一時は逆転に成功したが、再びじわじわと点差を離され、中盤で柳田が足を痛めるアクシデントに見舞われた日本。必死の粘りを見せたが、最後はブロックされてセットを失った。

柳田に代えて米山を起用し挑む第2セット。清水の強烈な一打で1点をもぎ取ると、サイドアウトの応酬となる。そこから出耒田のブロックで抜け出した日本は、相手のミスを誘い、富松がイラン#6セイエドムハンマド・ムーサビエラギのクイックにコミットブロックで対応、鮮やかにシャットアウトすると、イランの攻撃のリズムを乱し日本のペースで試合を運ぶ。その後もイランの攻撃に対し丁寧にブロックでワンタッチを奪いディフェンスで粘りを見せ、石川が強烈な一打で得点。14-9と5点リードする。清水がライトから豪快な一打で得点すると点差を保ったまま16-11でセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も攻める気持を失わず、サーブ、そしてブロックに攻撃的なバレーを展開した日本がイランを圧倒、終盤も石川のパイプ攻撃や出耒田のCクイックで得点すると清水のコーナーいっぱいに決まったジャンプサーブなどで得点、セットを奪い返す。

第3セット、日本のブロックが機能する。ワンタッチから切り返して得点、米山がイランのブロックを使用してポイントを奪うなど日本が優位に試合を運ぶ。しかしイランも負けてはいない。日本のミスが続いたスキを見逃さず、サーブで攻めると米山の攻撃がブロックに連続シャットアウトされ、点差を広げられてしまう。#2ミラド・エバディプールの強烈なジャンプサーブが永野に襲い掛かりポイントを奪われるなど点差を広げられてしまう。そこから、清水、途中出場の栗山のスパイクなどで点差を縮めるが、終盤で米山のサーブミスなどでチャンスを逸すると、石川のスパイクがブロックされ、セットを落とす。

いよいよ後がなくなった日本。攻める勇気をもって戦った第4セット、富松のBクイックなどで得点すると、石川が強烈なサーブで勝負し6-3と3点リードするが、イランも攻撃の手を緩めず、競り合う展開となる。中盤、イランに傾きかけた流れを、石川が強烈なサーブで崩し3連続ポイントで再び競り合いに。清水のバックアタックがコートに突き刺ささると、1点リードでセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。初のオリンピック出場を目指すイランも必死にレシーブで粘り、白熱したラリーから清水のスパイクで得点、米山のフェイントで突き放すと石川の強烈なスパイクで20-17と3点リードする。しかしそこから日本はミスが出て再びピンチに。1点を奪い合う、息を呑む攻防。イランは#7ザリニのスパイクで22-22の同点とする。会場の割れんばかりの日本コールの中、リリーフサーバーの関田のサーブがアウトとなりジュースに。そこで米山のスパイクがブロックされるとイランにマッチポイントを握られてしまう。最後はサーブで崩された日本、あと一点が遠く、惜しくも1-3で敗れた。残された望みをなんとしてもつなぎたい。明日は同じ1勝3敗のオーストラリアと対戦する。

南部正司監督
「負けられない一戦でかなり意気込んで臨んだのでかなり残念でした。ただ、すべてが悪いとは思っていませんしいい面がたくさん出せたと思います。勝敗はわずかな差だったと思う。非常に苦しい状況ですが、最高のパフォーマンスで最後まで戦い抜きたい」

清水邦広選手
「厳しい状況の中で勝たないといけない試合でしたが、どちらもいいバレーをしていましたし、どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。ですが集中力を切らしたり、サーブで攻められたりと、こちらのディフェンス力が絞れなかった。最後に2点差を取れなかったこと、25点までいけなかったのは残念です」

石川祐希選手
「取り切れた場面を取り切れず、そこは実力がなかったのだと思います。もっと成長しないといけないと思いますし、厳しくはなりましたが、まずは明日の試合に勝ちにいきたいと思います」


米山裕太選手
「今日は勝たないといけない試合でしたが、最後、勝ち切れず非常に残念な結果に終わってしまったなと思います。2セット目を取り返して、3セット目にリードしている場面も、S1のローテでパスは返っていましたが、スパイクミス、ブロックで連続失点があったのが、もったいなかったと思います」
TBSバレブー
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