2017年10月期連続ドラマ

伝統産業に生きる!

日本の伝統産業の一つ“足袋製造業”の会社が舞台となる日曜劇場『陸王』。その物語にちなみ、昔ながらの伝統産業の世界で働く方たちを紹介するコーナーです。 先人の知恵や技術を知っていただき、そこで培われた伝統を次世代に繋げていく……その意義を感じていただけると幸いです。

File.9 藤原産業

設計から製造までを一貫して取り扱い、様々な“産業機械”を製造してきた「藤原産業」では、37年間培ってきた技術力を活かした新たなチャレンジとして、 クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、今年、世界中で大ヒットした玩具・ハンドスピナーの製作に挑戦中です。
手にした際、その不思議な感覚にハマるハンドスピナーは、何といっても滑らかな回転がキモ。その人気から数多くのハンドスピナーが商品化されていますが、
この度、藤原産業で目指したのは、ミクロン単位でのモノ作りで培った高精度な回し心地と、大人が手にしたくなるデザインとのこと。
そのこだわりをもって生み出されたのが、2つのハンドスピナー。シンプルさにこだわり、かつ必要最小限のパーツで構成された「relation」と、
“空っぽ”という意味を冠し、「デザインしないデザイン」を求めて生み出された「Void」です。どちらもガタつきのない滑らかな回し心地を実現しつつ、
洗練されたステーショナリーのようで、仕事机に置いてあっても違和感のないデザインが特徴です。
手のひらサイズの中に、日本経済を支える町工場の技術力がぎゅっと詰まったハンドスピナーを、ぜひ一度、手にしてみてはいかがでしょうか。

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    写真中央が「relation」、その両サイドが「Void」。ハンドスピナーは子供のおもちゃと侮るなかれ、この大人が手にしたくなるデザインは、洗練されたステーショナリーのよう。
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    手のひらサイズのシンプルなデザインと構造を通して、37年間の“モノ作り”で培ってきた技術力を感じられるはず。

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