2017年10月期連続ドラマ

伝統産業に生きる!

日本の伝統産業の一つ“足袋製造業”の会社が舞台となる日曜劇場『陸王』。その物語にちなみ、昔ながらの伝統産業の世界で働く方たちを紹介するコーナーです。 先人の知恵や技術を知っていただき、そこで培われた伝統を次世代に繋げていく……その意義を感じていただけると幸いです。

File.5 京和傘 日吉屋

創業は江戸時代後期、現在は5代目が伝統の技を受け継ぎ、その看板を守り続けている老舗が「京和傘 日吉屋」。古都の雅な文化を背景に、茶道家元御用達の本式野点や祇園舞妓達が愛用する蛇の目傘など、「京和傘」と呼ばれる昔ながらの和傘は欠かせないアイテムの一つですが、現在、京都に残る和傘メーカーはここ一社のみです。
「伝統は革新の連続である」という企業理念に基づき、伝統技術の継承のみならず、その技術や和傘の構造を活かした新商品を積極的にプロダクト。老舗の看板にあぐらをかくことなく、グローバルな“老舗ベンチャー企業”を目指して、国内外のデザイナーやアーティスト、建築家達とのコラボレーション商品の開発にも取り組み、照明器具や日用品など、ユニークな商品を展開中です。ご興味をお持ちになったら、ぜひ「日吉屋」のサイトへアクセスしてみてください。

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    茶道家元御用達の本式野点傘五尺段張り。
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    伝統美を活かしたシンプルで新しい照明を提案する「KOTORI」。
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    リングを手で昇降させフレームを開閉させる画期的な構造の「MOTO」。
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    和傘の構造を応用した新発想のバスケット「bloom」。

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