2017年10月期連続ドラマ

伝統産業に生きる!

日本の伝統産業の一つ“足袋製造業”の会社が舞台となる日曜劇場『陸王』。その物語にちなみ、昔ながらの伝統産業の世界で働く方たちを紹介するコーナーです。 先人の知恵や技術を知っていただき、そこで培われた伝統を次世代に繋げていく……その意義を感じていただけると幸いです。

File.7 三恵メリヤス

ファストファッション全盛の時代において、人件費の安い海外生産が主流となる昨今のアパレル業界。1926年(大正15年)創業の「三恵メリヤス」は、“日本一の繊維の街”大坂を基点とし、縫製や染め工場などとの繋がりに重きを置いて“ALL MADE IN JAPAN”にこだわり、90年もの間、モノ作りを続けてきた老舗です。
国内産のアパレル製品が市場全体の3%未満となり、職人たちの技術を活かせる場も減少するばかりという現状を憂いだ4代目社長・三木健氏が、“人生で最高の一枚を”というコンセプトのもとに、約2年間の開発期間をかけて、今年4月に「EIJI」というTシャツ専門ブランドを立ち上げました。その取り組みは、クラウドファンディングサイト「Makuake」を通してプロジェクトに賛同してくれたサポーター(資金提供者)を募り、大きな反響を得てプロダクトを展開中です。
「このままでは、国内で一貫して服作りができなくなると危機感を覚えた」ことがEIJI製作のきっかという三木氏の想いに賛同、または製品に興味を持たれた方は、ぜひ「EIJI」を検索してみてはいかがでしょうか。

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    最高級の羊毛「ウィンザーオパール」を使用した「EIJI WOOL T」。今年の11月から、クラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトを実施し、当初の目標金額60万円に対し、達成率558%、約200人の方から約300万円もの支援を集めるという大反響を得ています。なお、プロジェクトは2018年1月10日まで挑戦中とのこと。
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    糸から縫製まで、全てにおいて“ALL MADE IN JAPAN”にこだわったモノ作りを通して、ファストファッションとは一線を画す“新しい最高の体験”を提供する「EIJI」ブランド。

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