ピーマンが好きになる!? 野菜マジック
野菜の魔術師と呼ばれる神保シェフ。
野菜をこよなく愛するようになったその出発点は、意外なことからでした。
野菜をこよなく愛するようになったその出発点は、意外なことからでした。
- 短所を長所に変えるワザ!
- 子供の嫌いな野菜の代表格ピーマンを、なんと今回クレームブリュレにしてしまうという神保シェフ。
本当に美味しくできるの…? はまじも半信半疑でしたが、ポイントは切り方にあるそうです。
表面から切ると、繊維がつぶれてしまいピーマン独特の苦みが強く出てしまう。逆に裏側から切ると、繊維がつぶれずに苦味が抑えられるのだとか! - 野菜の切り方にまでこだわる理由
- 実は野菜嫌いだった!! という神保シェフ。以前は野菜の存在を料理の「わき役」として気に留めることはなかったそうです。
でも、それでは一向に好きにもなれず、美味しく感じることができない。
そこで、もっとこだわって野菜に接してみようと思い、産地や調理法、切り方などを研究、そして今では野菜の魔術師とまで呼ばれるように!
野菜嫌いの自分だったからこそ、それぞれの個性を見つけ、理解し、美味しさを引き出すことができた。その経験を活かして、近くの小学校で食育活動も行っているそうです。
一人でも多くの子供たちが野菜って美味しいかも? 食べてみようかな? そう思うきっかけになれれば。そんな気持ちでこれからも続けていきたい! そう思っているのだそうです。
- 神保佳永さん/シェフ
-
1977年茨城県日立市出身。祖父は漁師、父はイタリアンシェフという環境に育ち、自然と食材の大切さを身につける。
銀座「ベルフランス」を経て、ヨーロッパへ渡り、フランスやイタリアのグランメゾンで修行。2005年「ホテルエミオン東京ベイ」洋食総料理長をへて、2009年「RestaurantⅠ」総料理長に。江戸野菜をフレンチに取り入れたことで注目を集める。
2010年、東京・青山にHATAKE AOYAMAをオープン。オーナーシェフとして、全国の農家や漁師の方々と連携しながら、旬を大切にしたイタリア料理を提供している。
また、近隣の小学校で食育の授業を行ったり、様々な食のコンサルタントを手がけたりと、幅広く活躍中。