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ゲストインタビュー「第十話 木ノ本嶺浩さん」

第十話 木ノ本嶺浩さん ― 前編

―台本を読んだ感想は?

まず最初に思ったのが、僕が演じる柴崎が、すごくやんちゃなヤツだなということです。物語の印象というと、今の若者たちが抱えている想いを、作品を通して代弁してくれて、その想いを理解してくれる大人たちを描いているということです。刑事ドラマとして括れないと思いました。刑事ドラマというか、人間ドラマですよね。ただ事件を追って解決するのではなく、その事件に関わる人に対して、安積ハンチョウや村雨さんがしっかりと受け止めるというか、すごく温かいものを感じました。


―今回演じられた柴崎卓という男性はどんな人物でしょうか?

自分の感情や想いを、外に向かって発信することが、あまり上手くない人だと思います。すごく感受性が豊かだけど、その自分が持っている得意なものを、周りの人にどう伝えればいいかわからないというか…。
描かれてはいないんですけど、「柴崎には、これこれこういう事情があって、今は親元を離れて暮らしていて…」などなど、柴崎とその親との関係性を監督から伺って、そのときに感じたのが、柴崎は、格好とか外見はいわゆる不良なんですが、気持ちの中までは腐ってないということ。見た目と違って、繊細な心を持った人なんですね。


―柴崎という男性を演じる上で気をつけたポイントというと?

絵を描くのが得意なこともあって、物事を的確に観察することができる人間だと思うので、そういった“芯”がしっかりある人間に見えるよう意識しました。
すごく暴れたり、いきなり殴りかかったりということもしてしまうのですが、そこには大人に突っ張っている部分があるので、「この男はなにか抱えているんだな…」と、感じ取ってもらえればいいなと思いましたね。それと、取調室でのシーンでは、柴崎の心の動きや変化を、観ている皆さんに感じていただきたいです。
連続ドラマの中の、一話の中に登場するだけですが、柴崎という存在が印象に残ってもらえて、それが「ハンチョウ」という番組のおもしろさに繋がれば嬉しいです。


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