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ゲストインタビュー「第三話 南野陽子さん」

第三話 南野陽子さん ― 前編

―台本を読んだ感想は?

ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者を保護するシェルターの存在は、なんとなくは知っていましたが、こういった形でドラマの題材として取り上げられるということは、それだけ身近で深刻な問題なんだということを、あらためて感じました。そのシェルターを運営している人物を演じるということは、すごく興味深かったです。


―今回演じる伊丹万里子という女性はどんな人物でしょうか?

今回の物語の柱となるシェルターを主宰している女性で、彼女自身もDVの被害にあった過去を持っています。そういった過去があるので、シェルターを主宰するという立場にいながら、人と接することがあまり上手ではない部分があります。人に対して、うまく心を開くことができないというか…。
シェルターを主宰するだけあって、正義感はすごくある女性だと思うんですけど、人の目を見て話ができないというか。DVを受けた過去があるので、特に、男性に対しては恐怖感を持っているというか、苦手意識は強いと思います。


―伊丹万里子を演じる上で気をつけたところは?

万里子は、人間的に不器用なところがあると考えたので、セリフの言い回しは、割と淡々とした方がいいと思って演じました。特に、物語の前半部分は、しゃべり方に感情を入れないよう気をつけましたね。
万里子の在り方について、撮影前に監督の村田さんと「なにかの信仰に没頭するような感じと、それとも自分の仕事としてシェルターを運営しているというスタンスと、どちらの方向性がよいでしょうか?」という相談はさせていただきました。そういった確認があって、万里子のセリフは、あまり感情を入れずに、淡々とした言い方にするように決めたんですけど、棒読みみたいにしてセリフを言うって、返って難しかったですね。感情の抑揚をどこに持っていけばいいのか? 撮影の途中で悩むこともありました。


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