第四話 柄本明さん ― 前編
―台本を読んだ感想は?
割とストレートで、真面目なドラマだなという感じを受けました。そういえば、警察官の役は初めてだったかな…どうだったか、ちょっと忘れちゃいましたね(笑)。
―今回演じる福村勝治という男性はどんな人物でしょうか?
「40年間警官としての誇りを持って生きてきた」というセリフがありますが、その通り、実直な男だと思います。
―福村勝治を演じる上で気をつけたところは?
そうですねぇ、そういったことはあまり考えないんですよね(笑)。ま、考えないわけじゃないんですけど、まず台本を読んでみて、流れを考えるというか。流れるところ、流れないところ、流さないところとか。抑揚が付くところ付かないところなどなど、それを感じるということかな。
それと、現場に入って、その場その場で感じることがいろいろあると思うんだけど、そのとき感じたことを、その場その場で自然に選択しながら演じているんだよね。それと、もちろん、監督の意向もありますし、そうやって芝居が出来てくるという感じです。
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