新着情報

番組公式モバイルサイト

メニュー→TV→TBS→ハンチョウ シリーズ4

ゲストインタビュー「第二話 前田亜季さん」

第二話 前田亜季さん ― 前編

―台本を読んだ感想は?

正直、こんなに悲しい境遇の女性がいるのかな? と思いました。「死にたい、死にたい」とずっと思いながら生きている女性なんですけど、それって、ちょっと悲しすぎますよね。台本を読むときって、いつもは「ここは自分もそう思うな」とか、共感するところがあるんですが、このお話はまったく想像ができないというか、未知のものだと思いました。生きるのが辛くて「生きていてごめんなさい」って、思いながら生きていくって、いったいどんな感じなのだろうって、撮影に入る前、奈美の気持ちを想像するところから始めました。


―演じられた柴田奈美という人物はどんな女性でしょうか?

女子高生のときにある事件に巻き込まれて、大切な友人を失ったことで、彼女自身の人生が狂ってしまった、とてもかわいそうな女性だと思います。「どうやって死のう…」って、毎日考えている女性なんですけど、こういった役は初めてなので、どう演じればいいか、すごく悩みました。監督の話を伺いながら、きちんと準備しなきゃいけないなと思いましたね。「奈美の気持ちができるまで、いくらでも時間は使っていいからね」と監督に言っていただいたほか、本番前のテストのときも細かなアドバイスをくださったりと、丁寧に意思の疎通を図っていただいたので、全面的に監督を信頼して演じることができました。


―奈美を演じる上で気をつけたことは?

まずは、奈美が背負っている悲しい過去の出来事を、想像することでしょうか。カメラが回る「スタート!」の前に、奈美の過去を考えながら、本番に臨んでいました。具体的には、大切な友人とのシーンをいくつか撮影していたので、その思い出のシーンを頭の隅に置いてから演じていました。そうしないと、ただの悲しい子みたいで、セリフも流れていってしまいますし。前半部分はセリフも少なくて、表情だけの演技が多かったので、奈美の気持ちになれるよう、気をつけていました。 それと、撮影する順番はバラバラでしたが、友人を失うこととなった過去の事件を、いちばん最初に撮影できたのは、役作りをする上ですごくよかったと思います。


1|2

ページトップへ