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Okinawa

「沖縄を奏でる旅」〜三線〜

沖縄サウンドのシンボル、三線。
10年以上乾燥させた神聖なる木、コクタンを使う。
木目、固さ、音の反響を見極め、棹を彫り上げる。
三線は音を聴かせるためではなく
歌を引き立たせる伴奏の楽器。
琉球の歌「琉歌」は8886の節に乗せて
風景や恋心を伝える。
三線に乗せた愛のささやき…
これほど効果的なものはないな。

仲嶺三線店
住所:沖縄県那覇市安里3-1-8
電話 : 098-867-2478

「沖縄を纏う旅」〜紅型〜

沖縄は色の楽園だ。
目に入るものすべてが鮮やかな色彩を持つ。
そんな沖縄の伝統的な染色技術が「紅型」だ。
機械化が進む今、
若い職人たちが昔ながらの道具や染料を使って
紅型を継承している。
手間暇がかかる行程を10以上。
ひと月に帯が2本、できるかどうかだという。
琉球王朝時代は、王族や限られた権力者だけが
纏うことを許された。
最高位は黄色。
模様は龍や鳳凰、松竹梅、そして沖縄の風景。
同じ色でも均一ではない。それが伝統技術。

「加治工紅型工房」
住所:那覇市 前島 1-6-11 atelier1010

「沖縄のおいしい旅」〜ジーマミ豆腐〜

沖縄で知人に会ったら、第一声は
「むのーかでぃー」。
沖縄の方言で「ごはん食べたかい?」って意味だ。
かつて琉球王国の宮廷料理は
中国からの高級官僚をもてなす、ハレの料理だった。
中でもジーマミ豆腐こそが
もてなしの心を尽くした、究極の琉球料理だという。
なぜこんなシンプルなものが?と思ったが
作り方を見て、その理由が分かった。
やせた土地でも育つ落花生にサツマイモのでんぷんを入れ
火にかけて40分間ひたすら練り上げる。
この費やす時間と込める力で
「ねばり」と「もっちりとした歯ごたえ」が生まれる。
見た目と素材はシンプルだが
手間暇ともてなしの心を尽くす・・・それが琉球料理だ。

「富久屋」
住所:沖縄県那覇市首里当蔵町1-14
番号:098-884-4201

「沖縄で安らぐ旅」〜フクギ並木〜

南海の輝く島に栄えた古の琉球王国、沖縄。
450年をかけて築いた独自の文化が今も宿っている。
沖縄本島の北部、本部町。
ここには300年前に植えられたフクギがつくる並木道がある。
フクギは海風や台風から人々を守る防風林。
300年前の先人たちが、子孫の未来を想って植えた
「琉球王朝からの贈り物」なんだそうだ。
フクギは集落をつくる垣根でもある。
300年前に区画された住宅地がそのまま残されている。
昔と変わらない、沖縄の原風景。

フクギ並木
住所:沖縄県本部町備瀬
番号:0980-47-3641(本部町観光協会)

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