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New York

「ニューヨークでスポーツに親しむ旅」〜革スポーツ用品〜

スポーツは観るものか?やるものか?
もしかするとスポーツは芸術として愛でるものじゃないだろうか。
その意味がここに来て分かった。
スポーツ用品をレザーでつくる工房だ。
サイズや色の規定にとらわれず
古き良きアメリカンスポーツの道具を
「実用できる芸術品」として仕上げる。
1800年代、野球に使われていた「レモンピールボール」
レモンの皮のようにカットしたレザーを縫い上げる。
当時は皆、家庭でボールをつくり、遊んだそうだ。
それを革職人が復活させ、アメリカンベースボールの歴史を
魅力的に伝えている。
アートは個性を高めるが
センスを磨く道具でもあるという。
思わず手に取って投げたり遊んだりしたくなるアートな革ボール。
あの頃、選手も観客も
夢中でコイツを追いかけたんだな・・・。

「Leather Head Sports」
住所:536 S Broad St #2, Glen Rock, NJ 07452
番号:201-857-4647

「ニューヨークの流行を先取りする旅」〜スモーガスバーグ〜

ニューヨークは最先端だ。
マンハッタンが流行の発信地なら
ブルックリンはその先を行っている。
毎週末開かれる、屋外フードマーケット「スモーガスバーグ」。
100以上の屋台が並ぶスモーガスバーグに店を出せる条件は
ブルックリンらしい、ブルックリンメイドのおしゃれで新しい物のみ。
世界でまだ、ここでしか食べられないフードばかりだ。
地元の旬な食材を使った7種類のソースが選べるフレンチフライに
ハニーウイスキーケーキ。
ここに出店できるのは応募者のわずか6%。
皆、このスモーガスバーグを目標にしているという。
厳しい審査を通過しここで店を出せたなら、
きっと世界中で愛されるフードになるだろう。

「Smorgasburg」(4〜11月 毎週末開催)
土曜 Williamsburg Smorgasburg
住所:90 Kent Avenue Brooklyn, NY 11249

「ニューヨークでアートする旅」〜コニーアートウォール〜

美術館に行きたいなら、ニューヨークの街を歩けばいい。
ストリートはそのままミュージアムのようだ。
ニューヨークで一番ホットなアートはどこかといえば
一番レトロな遊園地「コニーアイランド」
O・ヘンリーやウディ・アレンも度々用いるニューヨークの代名詞と言われる遊園地。
ここに34人のアーティストたちが壁画を描いた。
コニーアイランドのビーチの傍らに発電所やガスタンク。
環境破壊へのメッセージだ。
ネイティブアメリカンの土地だったこのエリアに今も暮らす人々のポートレイト。
いつの日も、ここで住み、ここで死ぬ。
この街が好きだから・・・。
ニューヨークは人生のキャンバスだ。

Coney Island Art Walls
住所:3050 Stillwell Avenue Brooklyn, NY 11224
番号:212-529-5055

「ニューヨークにしびれる旅」〜ジャズクラブ〜

ニューヨークは夜に目を覚ます。
スターダストのようなネオンの下で
心弾むナイトクラブに出かけてみようか。
今、ジャズの主流はモダンジャズ。
どこか懐かしい昔ながらのジャズを聴かせる小屋はずいぶんと減ったが
ここのクラブはオールドファンをしびれさせる。
今夜は出演歴60年の超老舗バンド。
200曲以上のレパートリーに楽譜はない。
ルイ・アームストロングは言った。
「僕たちの演奏しているのは。人生だ」と。
私の人生にも、ジャズがあってよかった。

Arthur's Taverne
住所:57 Grove Street New York, NY 10014
番号:212-675-6879

「ニューヨークを食らう旅」〜ステーキハウス〜

ニューヨークには、歩かされる。
そして…すぐに腹が減る。
こんな時は、ステーキしかあり得ない。
130年間、肉にうるさいニューヨーカーたちを
唸らせてきたんだ。
1軒のステーキハウスへ。ここでは、ビーフではなく、マトンチョップが流儀だ。
一人前750グラム。
最高の火加減をめぐるシェフとの30分1本勝負。
さて、満幅の腹をさすり、ふと見上げると、
天井に顧客の証である「パイプ」が9万本。
昔は細くて壊れやすいパイプをレストランの受付に預けて帰る習わしだったらしい。
粋な名残がある店内だが、現在は禁煙。
風習は変わる。
でもニューヨークの味はいつまでも変わらない。

Keens Steakhouse
住所:72 West 36 Street New York, NY 10018
番号:212-947-3636

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