現場レポート

Vol.372015/12/22(火)

みなさんこんにちは！
10月18日よりスタートした『下町ロケット』も、12月20日に放送された第10話をもって物語の幕を下ろしました。まだまだ、余韻に浸られてらっしゃる方も多いかと思われますが、あらためまして、最後までご覧いただきありがとうございました。
<(_ _)>m(_ _)m<(_ _)>

さてさて、ドラマは終了しましたが、こちら現場レポートでは、まだ阿部さん＆小泉さんの撮了の様子を紹介させていただいてないので、ぜひぜひ紹介させていただきたいと思いまして……

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前回の現場レポをチェックされてらっしゃる方、もしくはネットニュースなどで『下町ロケット』クランクアップ情報が記事になっていたのでご存じかと思われますが、チーム下町ロケットの最後の撮影となったのが、最終回の大きな見どころだった“佃社長 vs 椎名社長”のシーンでした。台本のページ数にして26ページにも渡る舌戦のシーンです。撮影現場となった茅ヶ崎市の企業「アルバック」さんへお邪魔しまして、セリフと動きを確認するドライが始まったのが、22時頃のこと。
「よくいらっしゃいました、佃さん」
というセリフで始まる舌戦は、実は最初のドライでは、小泉さん演じる椎名社長に促されて、舌戦の前半部分は佃社長も机に座ってのお芝居でした。が、このシーンのドライを通してみて、
「座っていると、何だか話を聞きに来たみたいな感じがするので、立ってやってもいいですか？」
と阿部さん。ジャイ監督もその言葉に了解しまして、2回目のドライは、佃社長は立ったままでのお芝居となりました。
一方、小泉さん演じる椎名社長は、冷静を装う部分や佃社長の話を諌めようとする部分、はたまた激高する部分というところで、それぞれ立ったり座ったりのお芝居で応えます。
そんな二人のやり取りを、まずはカメラを離れた位置に置いて、広い画から撮影していきまして、それから二人に寄り気味の画、佃社長にカメラを向けて、その次に椎名社長に向けての撮影……というように撮影が続きます。

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ときには、

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レールを2本並べるという手法も。
なお、カメラアングルを変えた場合でも、そのほとんどは、シーンを通して撮っていくので、阿部さん＆小泉さんは、その都度同じセリフのトーンや動きを再現しなければなりません！
(=ﾟωﾟ)ﾉ

「いやー、最後の最後に激しいですねw、連ドラで台本26ページなんて今までなかったんじゃないですか？しかも、二人だけの激しいやり取りなので、一切気が抜けません！」
と、小泉さんも苦笑いされてらっしゃいました。
ここでちなみに、佃社長が椎名社長へ突き出した雑誌ですが、

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なんと、本物の週刊ポスト？
ん、しかもコアハートのデータ偽装疑惑の見出しが付いている！？
ちなみに、

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記事にもなっている！！！
そう、こちらは週刊ポスト編集部さんにご協力いただき、特別に表紙とコアハートの記事を製本してもらったんです。こういった小物の部分にいたるまでリアリティーを持たせて撮影されているからこそ、ドラマをご覧いただいているみなさんに、より強いメッセージを感じていただけるのかと…。
して、そんなこんながありつつ、雑誌の寄りと、佃社長がスマートフォンを机に置くところを撮影しまして、

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全ての撮影が終了となりました！

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固い握手を交わして、お互いの労をねぎらう阿部さんと小泉さんの図♪
それでは、お二人の撮了のコメントを紹介させていただきます！！

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・小泉孝太郎さん
僕はガウディ編から参加させていただきましたけど、たった一ヶ月ちょっととは思えないほど長い時間でした。僕がこれだけ長く感じているのなら、阿部さんやスタッフのみなさんは、どのように感じているのだろうと考えてしまいます。
初の悪役となる椎名という役でしたが、阿部さんやスタッフのみなさんが寝る間も惜しんで戦っている姿を見ていて、みなさんからすごいエネルギーをもらったと思います。
本当に大変な現場でしたが、嫌な気持ちになったり愚痴をこぼすなど、そういったことは一切ありませんでした。すごく清々しい気持ちです。本当にお世話になりました！

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・阿部寛さん
みなさん、本当にありがとうございました、いろんな刺激をもらいました。みなさんが命を削ってこの作品を作っていることは、役者としてレッドカーペットを歩かせていただいているような気持ちです。
毎日、寝る時間もなく取り組んでいる姿を見ているだけで、こちらが生命力をもらっているようで、集中して仕事ができる最高の現場でした。
50代になって最初の連続ドラマでしたが、素晴らしい結果が出せたと思っています。本当に、みなさんのおかげです！

そして最後を締めくくるのは、もちろん“ジャイ組”を代表して福澤監督です。

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・福澤監督
本当にありがとうございました。これから編集に入りますが、本当にやばいんです。放送に間に合うよう頑張ります！

さてして、22時頃に始まったこのシーンの撮影でしたが、なんと終了したのが28時半過ぎのこと。つまり早朝4時半過ぎということですね。
さてして、ちょっと駆け足な感じで紹介させていただきました、チーム下町ロケットの最後の攻防！阿部さん＆小泉さん、そしてジャイ監督をはじめスタッフみなが、最後まで全力を尽くしてお送りしました、『下町ロケット』の最終話、ご覧いただいたみなさんの心に、何か刻むものでも感じていただけたら幸いです。
原作者の池井戸先生も「次に繋がるようになればいいと思っています」とのコメントをおっしゃってますから、もしかすると、そう遠くないところで、佃社長や財前部長の活躍が見られるかもしれませんね♪
((o(ﾟ▽ﾟ○)(○ﾟ▽ﾟ)o))

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