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試合情報

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日本男子試合戦評

日本 VS プエルトリコ6月9日(土)

日本jpn 3 { 22-25
25-21
25-19
25-16
} 1 プエルトリコtha

戦評

 いよいよあと2戦。最後の望みを託し挑むプエルトリコとの戦い。絶対諦めないバレーでロンドンへの道を切り開きたい全日本男子。今日の相手はジャンプ力を生かした身体能力の高さが光るプエルトリコ。

 第1セット、プエルトリコのパイプ攻撃を絡めた攻撃にブロックの的を絞りきれない日本。思い切りのよい攻めとサーブに押されてサイドアウトの応酬となる。なかなかブレイクポイントを奪えない展開からその均衡を破ったのはプエルトリコだった。クルスのジャンプサーブで日本の守備を崩し単調な攻めとなったところでブロック。レシーブでも粘りを見せると5連続得点でリードを奪う。なんとかリズムを取り戻したい日本は石島に代えて米山を投入。清水のサーブから松本がブロックを決めて追撃開始。米山のブロックも出て1点差に詰め寄るがサーブレシーブが安定せずに苦しい状況となり13-16と3点ビハインドでセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。そのまま終盤に突入するが、ピリッとしない日本はミスを連発しこのセットを落とす。

 第2セット、日本はスタートから米山を起用。エンドラインにポトリと落ちる山村のサービスエースでポイントを奪うと、徐々にリズムを取り戻す。松本のクイック、山村のブロック、クイックで得点し、8-5とリード。日本はリベロ永野の粘りのレシーブから米山が技ありのロールショットを決めて得点し突き放す。しかし、プエルトリコはリベラがネット付近を狙ったサーブでエースを奪うと清水のレフトスパイクをブロックし1点差まで追い上げられる。そこからはサイドアウトの応酬となるが、プエルトリコのミスにも助けられセットを奪い返す。

 第3セット日本がリードしそのまま波に乗るかと思われたが、福澤がスパイクを1枚ブロックにシャットアウトされると強気で攻めるプエルトリコのサーブに苦しみ逆転を許す。プエルトリコのクイックや手堅い守備にも翻弄されて、なかなか突き放すことができない日本だったが、松本がブロックポイントで均衡を破ると米山、福澤のスパイクで得点し波に乗ってセットを連取。

 第4セット、焦りの見えるプエルトリコはミスを連発するが、リベラの強烈なスパイクを軸に建て直し競り合いとなる。そこから日本は山村、清水のブロックで連続得点を奪うと、清水、福澤、米山の怒涛のスパイクポイントで16-9と点差を広げると、勢いに乗った日本が3-1で勝利。明日、いよいよ最終日。ロンドンへの可能性を賭けてイランとの一戦に挑む。

インタビュー

福澤達哉
「1セット目、受け身に回り、真ん中の攻撃も止めることができず、残念なセットでした。2セットからから修正できたことは収穫。イランは攻撃力があり、ブロックも高い完成されたチーム。サーブでいかに崩すかが大事になると思います」
宇佐美大輔
「出足がよくなかった。受け身に回ってしまったのかな、と。明日、気持を作りなおして臨みたい。守っていてはダメです。イランはアジア選手権で負けているので、借りをしっかり返したいと思います」
清水邦広
「1セット目はサーブとブロックの関係がうまくいかなかった。相手サーブで攻められて受け身になりました。2〜4セット目はよかったと思います。今日みたいに攻めていきたい。すべてを出し切って戦えば、いい結果がついてくると思います」

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