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試合情報

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日本男子試合戦評

日本 VS イラン6月10日(日)

日本jpn 0 { 22-25
33-35
22-25
} 3 イランcub

戦評

オリンピック世界最終予選最終日、勝ち点11の日本は、第2試合のオーストラリア(勝ち点12)対中国(勝ち点11)の結果によっては、イラン戦に五輪出場がかかる…という状況だった。しかし、第2試合でオーストラリアがストレート勝ちを収めて五輪出場権を奪取。そんな中でイラン戦を迎えた。

ゲームの入り方が難しくなった試合だったが、大観衆からはNIPPONコールがこだまする。第1セット、立ち上がりは一進一退の攻防となったが、6-8から福澤、石島、清水の3連続得点でリードを奪う。しかし、イランはナディのサーブを足がかりに連続得点を重ねて逆転。日本は第1セットを失ってしまう。巻き返したい日本は第2セット、サイドアウトが続く展開から抜け出して連続得点を重ねたまま、数点差リードを維持したまま、終盤へ。24-22とセットポイントを握るが、ここで痛い連続失点。その後、日本は清水、イランはガフールの打ち合いとなり、ポイントは30点超の白熱した戦いとなる。しかし、最後はイランのモバシェリがレフトから強烈なアタックを決めて33-35。セットを連取されてしまった。

続く第3セットは開始からサイドアウトから続く。拮抗した展開の中、日本は17-18から相手のサーブミス、福澤のアタックで逆転。しかし、見せ場はここまでだった。その後、石島、清水がブロックで押さえられると、最後はナディのAクイックが決まって勝負あり。日本は最終戦を落としてしまった。

試合後の記者会見で、植田監督は「選手たちは最後まで頑張ってくれた。結果が出なかったことは非常に残念。負けたのは私の責任です」とコメント。「(若い選手たちには)次に向けて、頑張ってもらいたい」、キャプテン宇佐美は涙ながらに言葉を残した。

インタビュー

福澤達哉
「試合前に望みが絶たれ、もう一回気持を作り直さなければならなかった。たくさんの観客の皆さん、テレビの前でもたくさんの方が応援してくれているのに、こういうプレーしかできず、悔しいです。こういう場面でしっかり気持を作ること、そういう部分が足りなかったと思います」
宇佐美大輔
「モチベーションが難しい試合でした。ストレート負けは、コートに入った6、7人がしっかり気持でプレーしなかったことが原因かと思います。最後、こういう気持で終わったことは残念。…若い選手たちは次の五輪にかける気持があると思いますので、頑張ってもらいたいです」
清水邦広
「何が何でも勝ちたい試合でした。力不足で勝てなかった。悔しいです…」

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