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試合情報

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日本男子試合戦評

日本 VS 中国6月6日(水)

日本jpn 1 { 19-25
27-25
18-25
18-25
} 3 中国kor

戦評

5日から始まったロンドンへの大きな山、アジア3連戦。前日の韓国をフルセットの激戦の末勝利し、二つ目の大きな山、中国との一戦を迎えた。
しかし、試合開始直前の公式練習時に相手スパイクが右目に直撃し負傷した宇佐美主将。代わってセッターに近藤を起用した日本だったが、1セット目序盤から、陳平の強サーブで乱されミスが続き中国にリードを許す。そこから松本の速攻、ブロックで連続得点を奪った日本。ジワジワと追い上げ9-10と1点差まで詰め寄るが、中国のサイドアタッカー張晨に立て続けにスパイクを決められ10−16と6ポイント差をつけられ2度目のテクニカルタイムアウトを迎える。
福澤に代わって石島を投入するも、中国のサーブでエースを奪われるなど終始相手のペースで試合が運びセットを落とす。

第2セットに入り、流れをつかみたい日本。攻守で活躍を見せる米山を中心に、レシーブで粘りを見せサイドアウトの応酬となる。互いにブレイクポイントを作り出せず中盤を迎えるが、米山のバックアタックで15−13と2点リードを奪った日本。清水が1枚ブロックで張晨をシャットアウトするとスパイクでも得点するが、中国も譲らず終盤まで白熱した攻防となる。
先にセットポイントを奪ったのは中国だったが、日本も粘り松本のクイックでジュースに、さらに清水がサーブにスパイクに活躍し、セットポイントを握る。すかさず、松本のブロックを決めセットを奪い返す。

第3セット、富松に代えてミドルブロッカーに山村を起用した日本。サーブミスが続く中国の隙に付け入り得点を奪いたいところだが、フリーボールのジャッジミスなどが出てリズムがつかめず突き放すことができない。結局そのまま中国に押し切られセットを落とす。
あとがなくなった第4セット、しかし日本は悪い流れを断ち切れずに中国の高いブロックに攻撃を阻まれブロックポイントを奪われると、攻撃でもミスが出て大量リードを許す。追い込まれてから福澤がサーブで意地を見せ連続得点を奪ったが届かず。セットカウント1-3で敗れた。

インタビュー

近藤 茂
「急遽コートに入ることになったが、アクシデントはつきものと思っていたのでそれでも気持をしっかり作って必ず勝とう思いコートに入ったが、スタートで自分がバタバタしたことでチームが崩れてしまい、残念な結果になってしまい責任を感じている。しかし、今日の負けを引きずらないように気持を切り替えて明日のゲームに臨みたい」
福澤達哉
「アクシデントはあったが、ここまでずっと合宿も積み全員で戦うチーム。誰が出ても同じバレーができなければいけない。勝ち切れなかったことが悔しい。終始ずっと中国のペースで試合が進み、こちらから何かを仕掛けることもなく相手に攻められたという印象。しかし、ここで終わったわけでない。自分たちにできるのは今できる最高のバレーをすること。もう一度気持を作っていきたい」
清水邦広
「サーブで攻めて相手が二段トスになったときに、しっかり押さえ切れなかった。また、中国のサーブレシーブが返ったときのクイックや時間差に日本のブロックが的を絞り切れなかったことで相手ペースで試合が進んでしまった。そこをしっかり修正して明日からのゲームに臨んでいきたい」

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