金曜ドラマ『リバース』

インタビュー

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広沢由樹役 小池徹平さん

この作品のお話を聞いたときの感想というと?

この役をいただいたことはもちろんですが、湊かなえさんの作品に出演できる嬉しさを、まず感じました。共演者の方は、市原隼人さん以外は始めての方ばかりだったので、どんな絡みになるのだろう?という期待感もありました。藤原竜也さん演じる深瀬の親友役で、僕が演じる広沢の身に起こった事件がきっかけで物語が動き出すという重要な役なので、湊作品の世界観をどう表現できるのか?ワクワクとした気持ちも感じていました。

湊かなえ作品の印象というと?

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「夜行観覧車」も「Nのために」も観ていましたが、どちらもミステリーということで、どんどん展開があって謎が明らかになっていく、そのスピーディーさや、ここでこう来たか!?といった驚きがあって、とにかくハラハラドキドキするところが好きです。
「リバース」に関しては、僕が作品に出演させていただくことを知った上で読ませていただきました。僕が演じる広沢は、原作では自分と見た目は違いますが、何か親近感のようなものを覚えました。次が気になって仕方ない展開があって、最後には大どんでん返しがありますが、その展開には「そうだったのか…」と、ちょっとやるせない気持ちになりました。
ドラマでは、細かい描写がどう描かれるかわかりませんし、原作にはないドラマオリジナルのラストが用意されているとのことなのですが、自分がこの作品を広沢という役で届けられるのだという使命感のようなものを覚えました。

広沢という人物を演じる際に気をつけているポイントは?

まず、広沢とはどんな人物なのだろう?ということをすごく考えました。物語の中でも、人によっては違った印象を持たれている人物であり、本質が見えてこないキャラクターですが、監督からは、「普段の自分をベースに、変な力を入れずに演じてほしい」と言われました。その言葉もあり、僕が考える広沢像を監督のイメージへとすり寄せていった感じです。
また、普通にやるお芝居の中でも、「このとき広沢は何を考えていたのだろう?」と、ドラマを観ている人たちに何かを想像させるような雰囲気も求められました。とても難しいリクエストですが、広沢にはどこか親近感を持っていて、自分なりのイメージも膨らんでいるので、力まず自然体で演じられていると思っています。自分が考えていったことと、撮影現場で出来上がっていくところが、カチッとはまっていくよう感じられているので、そこはとても楽しさを感じています。

撮影の様子はいかがでしょうか?

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雪山でのロケから始まった撮影ですが、思い返してみると本当に過酷な状況だったなと思います。楽しかったところもありますが、やはり大変だったという思いが強いので、衝撃的なスタートでしたね(笑)。僕は基本的に朝から昼間の撮影が多かったのですが、皆さんは夜中まで、本当に寒い中での撮影でした。すごく素敵な画になっていると思いましたし、良いシーンが撮れていました。
それと、広沢が登場するシーンは学生時代のところなので、ワイワイとした賑やかなシーンが多くて、すごく青春しているような良い雰囲気があります。

最後にこの見どころをお願いします

広沢については、ゼミ仲間とのワイワイとしたやり取りが、本当に学生時代の空気感いっぱいだと思うので、ムリに若作りをしているわけではありませんが(笑)、そんなキャピキャピ感を楽しんでいただけると嬉しいです。
ドラマとしては、毎回引き込まれるような展開が待っているので、毎週見逃さずにご覧いただけると嬉しいです。犯人は誰なのか?皆さんがビックリするようなラストになっていると思うので、ぜひドラマの世界観にどっぷりと浸っていただければと思います。

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