昨日は、第一シードウォズニアッキ選手が敗れる大波乱!
まさか、ファイナルセットで世界一位のウォズニアッキ選手が負けるとは・・・。テニスは、最後まで何があるか分かりません。
諦めないで、勝ちたいと願い続けた方が勝利をつかみます。
これでシングルスベスト8が出揃いました。
カネピ対A.ラドワンスカ
アザレンカ対バルトリ
キリレンコ対ズボナレワ
クビトバ対シャラポワ
この4試合が今日、行われます。
この中で、ここまで一番安定したプレーを見せているのが、
アザレンカ選手です。
ベラルーシ出身の彼女は、現在世界ランキング3位。
今年は、マイアミとマルベッラで優勝、ウィンブルドンでは準決勝まで進出。
ランキングも自己ベストの3位と、
非常に調子がいい!!
「この自己ベストのランキングでシーズンを終わらせることが、今年の目標」
と、このパンパシも含めて、残りの数トーナメントを全力で戦います!
日本についての印象は、
「日本は好きだけど、今回も、ホテルと有明テニスの森を行ったり来たりするだけで、何も見にいけていない。」
日本のよさをもっと知りたいと言っていました。どうしても、選手たちは、疲労もあるし、なかなか外にはいけませんよね。
今度は、是非、旅行でも日本にきて頂きたいなぁと伝えておきました。
さて、この22歳のアザレンカ選手の印象を色々なコーチや選手に聞くと、
「精神的にタフな選手」
とみんな口を揃えます。
ジュニア時代から、世界のトップだったアザレンカ選手。
普段は、笑顔の耐えない気さくな選手ですが…
いざ試合にはいると、一変。
一球一球声を張り上げて、ハードヒット!険しい表情をずっとしています。
本人に自分の武器は何かと聞くと、
「バックハンド、それから最後まで諦めない心」
と答えてくれました。
「その強い心は、自分が小さい頃から、耐えることを学んだからよ。」
お金や物がない中で、ボロボロのラケットとボールをひとつだけ母親からもらい、それで必死に練習に励んだと言います。
「自分のタフさはそこから生まれました」
過去を懐かしむ様に遠い目をして、話していました。
そんなアザレンカ選手は、現在世界3位。
居住地も2週間前、憧れのモナコに移したそうです。
まだツアー中でモナコにはもどれていないそうですが、
「小さい頃からの夢がかなった。」と話していました。
7歳でテニスを始めた少女は、一つ一つ、夢を叶えています!
今日は、お父さんと二人三脚のバルトリ選手との対戦です。
バルトリ選手も最後まで諦めないプレーが魅力!
昨日のウォズニアッキ選手を敗ったカネピ選手もそうでしたが、
「最後の最後まで諦めず戦った選手」が勝利をつかむので、
今日のアザレンカ対バルトリはすごく見応えのある試合になりそうです。
そして!キリレンコ選手と組んでいるダブルスも勝ち残っているので、そちらも注目してくださいね。
今日も、世界トップの激闘が有明コロシアムで繰り広げられます。