昨日から、本戦一回戦が始まりました。
日本のエース森田あゆみ選手は1回戦を突破!
試合後に、コーチにお話を聞くと、
「う〜ん、積極的に相手にプレッシャーをかけて、もっと攻撃的にいてほしかったね。」1回戦突破しても、まだまだとの評価!さすがは、日本のエース!これから、どんどん調子を上げてくれるはずです!みんなで応援しましょう!
そしてクルム伊達公子 (JPN)、張 帥 (CHN)組のダブルスは、残念ながら敗退。
クルム伊達選手のシングルス1回戦は、今日の3試合目。
森田選手のシングルス2回戦は、今日の2試合目です!
いずれもセンターコート。
森田選手の2回戦の相手は、フランスのバルトリ選手です。
バルトリ選手は
世界ランキング10位。今年のフレンチオープンでは、ベスト4。ウインブルドンは、ベスト8。安定したプレーに定評があります。
しかし、このバルトリ選手。
成績は、安定していますが・・・
打ち方は、
超特徴的!
えっ!こんな打ち方でよくボールが入るね!と驚きのテクニックです。
野球のスイングのように、ぶんぶんラケットを振り回す独特なフォーム。
練習方法もユニークな事をしています。
10球打ったら、足にトレーニング用チューブをつけて、激しくトレーニング。そして、また、ラケットもってボールを打つ。
今度はすぐにダンベルをもってトレーニング!
昨日は、太もものあたりに重りのようなものを巻き付けて、2時間練習。
んんん???
試合前日に、足に重りをつけて練習?
怪我したらどうするんだぁ???
疑問ばかり残る、バルトリの練習・・・。
一体こんなやり方、誰が、指導しているんだ?
そこで、いつもバルトリの横にいる、小柄できゃしゃな眼鏡をかけた私服の男性に話を伺うことに・・・
「すみません!バルトリ選手のコーチってどなたですか?いつも独特な練習ばかりしていて、やっていることの意味がよく分からないのですが?」
「んっ?誰だ、お前は?? コーチは、私だ!!」
え〜〜〜、あなたコーチだったの?
というか、私服じゃないですか!!!
私は、完全に失礼なことをしてしまいました。
まず、この取材でわかったことは、
この方は、バルトリ選手のお父さんであり、コーチ。
しかも、お医者さんでもあるそうです。
周りからは、Dr.バルトリと呼ばれています。(Dr.ドリトルみたいでかっこいいなぁ〜)
そして、太ももに巻いていたのは、重りではなく保冷剤であったこともわかりました。足をリフレッシュさせるため、膝の周りを冷やすことによって、膝への負担を軽減させているとのこと。(効果があるかは、不明)
他の練習法についても、バランスを向上させるためであるとか、筋肉を疲労させて、試合に近い状態を作るだとか、すべて考えられている練習であることが判明しました!全部お父さんが考えついたユニークなものばかり。
「他の選手で、同じようなことやっている人はいるの?」と質問すると、
「知らないね、他の選手のことは。
私は、娘に教えること以外、興味ないから。」
一見、打ち方も、練習法も、独特ですが、
それがバルトリ選手には、あっているということは、間違えないようです!
なぜなら、
世界のトップ10ですから!!!
本人にインタビューすると
「私は、出来る限り強みだけを使って、ここまでテニスをやって来た。弱みをその強みでカバーできれば、試合には勝つことができます。
私は、プレッシャーがかかればかかるほど、いいプレーができる。」
深い、深いよ・・・バルトリさん。
森田選手は、バルトリ選手に関して、昨日の試合後に、
「今日のようなプレーはバルトリ選手には通用しないと思っています。明日の試合は、挑戦的に進めていきたいと考えています。
バルトリ選手は自分のテニスを貫くタイプで、前の試合(今年マイアミ、スタンフォードで対戦し負けた)では私のセカンド・サーブから攻めてきました。しっかり速く動いて打って、攻撃的な姿勢を維持し、落ち着いてミスの少ないプレーを心掛けたい。」
と、話していました。
今日の注目の一戦。シングルス2回戦。
森田選手対バルトリ選手は、第2試合センターコートです!
ツイッターも随時情報発信しています。よろしくお願いいたします。
PPOtennis_staff