蓮見探偵事務所の所長・
杏子(財前直見)がハマって見ている脚本家、御園雅人(菅原大吉)が書いたテレビドラマの1シーンだ。
ドラマを楽しんでいたのもつかの間、高校の文化祭で展示する絵を描くため遅くなると言っていた次女の
糸子(高橋春織)が帰って来ない。
しかし、高校は夜の10時頃には出ているというが、携帯は繋がらない。
蓮見家が集うバー「ラ・シーナ」にいるのでは?と、加代子を伴って店を訪ねてみるのだがマスター・
椎名(寺脇康文)も知らないという。
深夜になり、痺れを切らした
加代子(瀧本美織)が外へと探しに出ようとしたとき、糸子が
進也(中川大志)と肩を寄せ合いながら店へと帰って来た。
どうやら無事な様子だが、未成年2人の行動としては問題だ。
糸子に事情を聞くと、帰る途中、車のトランクに隠れてる少女(熊田胡々)を見かけ、危ないから注意しようとしたら何者かにスタンガンらしきもので襲われ、倒れていたところを進也に助けられたという。
腑に落ちないのは杏子と加代子だ。さっき観たばかりのテレビドラマとまったく同じような内容だったからだ。
糸子の話を信じようとしない母・杏子と姉・加代子に、今度は進也が痺れを切らし「襲った犯人を捕まえる」と啖呵を切る。