読むと母と子の絆を感じる作品「花田少年史」
「花田少年史」は、幽霊と話せるようになってしまったやんちゃな少年・一路(いちろ)が成仏できない幽霊たちの心残りを解消していく物語。
子どもを出産後にこの作品をしっかり読んだという優木さんは、悪ガキの一路が成仏を手伝いながら成長していく姿を見守るのは大変だけど楽しいだろうなと感じたと言います。
中でも優木さんの心に響いたシーン。
それは、一路と幽霊のりん子が一緒にあの世に行こうとし、いなくなった一路をお母さんが探している場面。
一路が見つかったお母さんは、口では一路を叱るがボロボロ泣いていて、自分もそうだろうなと感動したと言います。
さらにそこで一路が「母ちゃんなんか嫌いだ!!」と叫びます。
優木さんも子どもから「ママ嫌い!」と言われることもあるそうですが、安心感から言える「嫌い」なのだろうと言います。
嫌いと言われても動じないのが、揺るぎない母の愛だと感じるのだそう。