生きる意味について考えさせられた漫画「最終兵器彼女」
それは、兵器として改造されてしまった女子高生・ちせが恋人のシュウジとともに悩みながら、戦争に巻き込まれていく物語。
岩井さんは、主人公のちせが、兵器とは真逆のようなキャラクターであり、シュウジとの恋愛、そして兵器としての自分のあり方のギャップに悩むところが泣ける作品だと言います。
中でも岩井さんの心に響いたシーンは、兵器としての能力がアップしたちせが、無意識のうちに町を破壊しつくしてしまった時のこと。
上司に「よくがんばったな」と言われたちせは、悲しそうな笑顔で「ありがとう」と言い、その後で、「あたしを殺してください」と訴えます。
このシーンを読んだ岩井さんは、ちせちゃんみたいな女子高生が自分が生きている意味を考えているから、自分ももうちょっと考えなくては、と思ったと言います。
「これを読んで何を思いますか?」と問いかけられているように感じるのだそう。