現場レポート

20200830(日)

みなさんこんにちは!
日曜劇場『半沢直樹』第7話も、たっぷりとお楽しみいただけたでしょうか?
第7話のラストでは、江口のりこさん演じる白井大臣と筒井道隆さん演じる乃原弁護士が用意した「合同報告会」という舞台で、堺雅人さん演じる半沢さんが、タスクフォースの策略に見事“倍返し”できました!
どこまでも高圧的な乃原弁護士に対して、債権放棄を断固拒否した半沢さんら銀行団の姿に、みなさん留飲が下がる思いだったはず…!

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それにしても、乃原弁護士を演じる筒井さんの、あまりにヒールな怪演ぶりに思わずイラッとされている方はたくさんいらっしゃると思いますが、それはつまり、筒井さんの演技に魅せられているということですよね!
「悪役を演じるのは楽しい!」と役者さんの間ではよく語られるそうですが、自分とは全く違う人物になりきって非日常を味わえる…と考えると、役者さんの言う“楽しさ”も想像がつきます。

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この第7話の合同報告会シーンの撮影ですが、緑山スタジオに組まれたセットで撮影が行われました。

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第7話の演出を務めた田中監督から、会場に集まる記者団を演じるエキストラのみなさんへ「みなさんの動きが大切なシーンですので、ぜひよろしくお願いします!」とのお願いから撮影がスタートしました。
そう、カメラのフラッシュや、ノートパソコンで取材メモを打ち込む動作など、合同報告会のリアルな空気感を醸し出すには、記者団の雰囲気作りは欠かせません。そして、リアルな空気感を準備することで、俳優部みなさんの演技が一層リアルなものとなるんですよね。
ご覧いただいたとおり、かなり長いシーンになりますが、集中力を切らさず熱演する俳優部のみなさんを、4台のカメラを駆使して、最適なアングルを探りながら撮影が進みます。

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また、会場を俯瞰する広い画は、クレーンを使って撮影が行われました。

このシーンも半沢さんや銀行団ほか、登場人物それぞれの“想い”を感じられる名シーンだった思いますが、白いスーツの白井大臣に対して、西田尚美さん演じる谷川さんが着ていたのが黒いスーツという対比は、衣装スタッフのこだわりが窺えるポイントかもしれませんね。

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さて、見どころというと、おなじみ大会議室の役員会シーンで繰り広げられた、半沢さんと香川照之さん演じる大和田さんのやり取りにも心を動かされた方は多かったはず!

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まさか、大和田さんが半沢さんへ助け舟を出すとは、「っと、そう来たかっ!!」とビックリしましたよね〜。
このシーンに関して、
「半沢さんとケンカしているところを、しっかりと見せたいですよね」
と、撮影に臨む香川さん。その言葉どおり、「また大和田さんのいつもの“難くせ”が始まったな…」と思っていた方ならなおさら、想像の斜め上を行く展開には、まんまとしてやられたはず(笑)。

ちなみに、このシーンも4台のカメラで撮影が行われていましたが、半沢さん&大和田さんのやり取りが、テーブル下座で展開されていたところ、

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カメラに映らない場所に、マイクがセットされていました。
カメラに映らないよう、そして最大限効果的にセリフを集音できるよう、音声チームは日々、試行錯誤を重ねて撮影に臨んでいるんです。ちなみに、ある音声スタッフさん曰く、「音声の仕事には、間違いはあっても100%正解の答えはない」とのこと。とても深い言葉だと思いませんか?

そして、このシーンで段田安則さん演じる紀本さんが裏切り者だということが判明!

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窮地に立たされた紀本さん、“ドンっ”とテーブルを叩き、怒気を発して債権放棄の受け入れを勝ち取りましたが、第7話をご覧のとおり、銀行団は債権放棄を断固拒絶! 果たして、進退をかけた紀本さんは、今後どうなるのか?
そして次回、

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ついに、柄本明さん演じる箕部幹事長が動き出します!
果たして、次回の第8話は一体どんな展開が待っているのか?
ぜひぜひ、ご期待ください!!!

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