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ゲストインタビュー「第十話 木ノ本嶺浩さん」

第十一話 津田寛治さん ― 後編

―「正義の代償」というサブタイトルの意味をどう考えますか?

ふと浮かんでくるのは、チャールズ・チャップリンが「独裁者」という映画で、アドルフ・ヒトラーを演じたときのセリフですね。「一人を殺しただけなら、それはただの殺人犯だけど、100万人を殺したなら、そいつは英雄になる」といった感じのセリフがあったと思うんですけど、その言葉を思い出しますよね。
何を以って“代償”とするかは、その時々でいろいろとあるでしょうけど、滝本のセリフの中に「正義を貫くための犠牲はやむをえない」というのがあったんですが、場合によっては、この考え方もあるんだろうな、と思いました。犠牲を出さずに正義は貫けるのか? といったことも考えましたし。これは、永遠のテーマなんでしょうね。


―撮影中のエピソードやなにか印象に残ったことはありますか?

撮影現場は、めちゃくちゃ明るい雰囲気でしたね(笑)。蔵之介さんと中村俊介さんがムードメーカーになりつつ、現場の推進力になっている感じでした。現場を楽しく盛り上げながら、みんなを引っ張っていくというか。本当に、ナイスガイが集まった、素敵な現場でしたね。紅一点の黒谷さんは、男ばかりの現場ですけど、やり辛そうなところは一切ない感じで、ナイスガイとの共演をすごく楽しんでらっしゃるようでした。みんなが笑顔でいて、それで自分のやるべきことをキチンとこなしているという感じで、ものすごくいい現場だったと思います。
それと、今回演じた滝本は、しっかり演じたかった人物だったので、蔵之介さんや中村さん、田山さんなど、共演したことのある方が多かったということは、すごく僕の助けになった要素だと思います。自分が演じるからといっても、自分一人では成立しないもの。共演者やスタッフの方々とのやり取り、現場の雰囲気の中で創られていくものなので、周りの方々にはすごく助けられたと思います。


―第11話、12話の見どころというと?

シリーズ4の最終に向かっていくということもあって、安積ハンチョウが「何を以って刑事をやっているか?」ということが、言葉と行動に強く出ている話だと思いますので、まずはそこが大きな見所だと思います。


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