第七話 藤村志保さん ― 後編
―撮影中のエピソードやなにか印象に残ったことはありますか？
ロケを数日と、あとはスタジオでの撮影で、撮影自体はそれほど長いものではなかったのですが、皆さんテキパキとチームワークよくされていたので、私も気持ちよく撮影に臨むことができました。それと、山口くんとは以前にドラマで共演したので、懐かしかったですね。
撮影が全て終わって、思い返してみると、撮影現場のテンポがすごく速く感じられて、あっというまに撮影が終わってしまった感じです。私が演じた本間清子は、最初から亡くなって登場するので、佐々木蔵之介さんほか、安積班の皆さんと直接の絡みがなかったのが、ちょっと残念ですね。それと、麿赤兒さんも初めて共演させていただいたんですが、欲を言えばもう少しやり取りをしたかったですね。でも私なりに、清子という役を果たせたかなと感じています。仕上がりがどうなっているのか、楽しみです。
―第7話の見どころというと？
まずは、なぜ清子が死んでしまったのか？ ということでしょうか。安積班の刑事さんたちが、清子の“母親の情”というところを追って事件を解決していくお話なので、その清子が一人息子に抱いていた“母親の情”というものを感じていただければと思います。
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