新着情報

番組公式モバイルサイト

メニュー→TV→TBS→ハンチョウ シリーズ4

ゲストインタビュー「第五話 永島暎子さん」

第五話 永島暎子さん ― 後編

―演じる上で気をつけたポイントは?

まずは、敬子もごく普通の女性で主婦なので、ごく普通に見えるよう演じたいと考えました。特別な存在ではないということですね。
それと、この牧野家という家族の背景ですよね。夫は家庭を顧みない冷たい仕事人間で、長男は心になにかトラブルを抱えていて、それが原因で家庭内暴力を起こすけど、母親はそれをどう受け止めてよいかわからず、呆然としてしまっている。こういった家族って実際にありますし、事件が起こってニュースにもなっている。実際に、身近に起こっていることなので、特別なもの、フィクションに見えないよう、皆さんに見ていただければと思いながら演じました。
なんというか、よく言われることなのかもしれませんが、現代は、愛する力というか、心が薄っぺらくなってしまっているのかと思います。家族といっても、その絆が弱くなっているというか。
もちろん、家族や子供たちに対して、きちんと向かっている方もいるとは思います。でも、特に子供って、家庭を離れたところでは、すごく不安を感じることが多いと思うんですね。自分のところではしっかり育てていると自身があったとしても、子供たちは親の見えない所でいろんな不安にさらされていますよね。例えば、いじめに遭ってしまうとか。
そうした外部からの負荷がかかることで、自分の殻に閉じこもってしまう子供たちは多いはず。でもそんなとき、「あなたのことをちゃんと見ていますよ」と、親が子供に対してしっかり発信することができれば、子供も殻に閉じこもることは防げると思うんですけどね…。


―撮影中のエピソードやなにか印象に残ったことはありますか?

出演者の方もスタッフの皆さんも、誠実ですごく丁寧に撮影に臨んでいるなと感じました。いい感じでしたね。中村俊介さんと黒谷友香さんは、以前にドラマで共演したことがありまして、久しぶりにお会いできました。


―第5話の見どころというと?

やっぱり、親子の関係性や絆などを考えさせられる物語なので、皆さんにもいろいろと考えて、感じてほしいです。


1|2

ページトップへ