日曜劇場『小さな巨人』 4月16日日曜よる9時スタート

事件ファイル

中田隆一に関しての最終報告書

中田隆一の逃亡を助ける警察内部の内通者は、芝署の三笠署長であった。
また、山本アリサからもアリバイの偽装は隆一に言われるがままに引き受けたとの証言あり。

香坂警部が左遷されるきっかけとなった事件の真相

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  • 1ヶ月前、隆一の飲酒運転を疑い取り調べた香坂警部は、偶然隆一の車を傷付けてしまった。
    するとその翌朝、“宴席帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損”という記事がニュースサイト・ゴーンバンク社に掲載され、結果、香坂警部が左遷されることとなったのだが、この件については、
    ■事件当夜、隆一とアリサが会ったインサイダー取引の新顧客は三笠署長だった。
    香坂警部が隆一に職務質問した際、アリサが所持していた紙袋の中に、三笠署長との裏取引を証明する証書が入っていたため、隆一はあの場から逃げ出し、事態を知った三笠署長が香坂を左遷に追いやったということが真相であるようだ。

風見京子さん不審死事件に関しての捜査状況および真相

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  • アリサが自首した際の所持品の中に、隆一から預かったというUSBがあった。このUSB,少し曲がっていて端が欠けていた。京子さんとともに落ちたと思われるが、鑑識の報告によると破片らしきものは落ちていなかったとのこと。
    ⇒ このことから、鑑識が入る前に誰かが証拠を消すために持ち去ったとすれば、それが可能なのは三笠署長のみである。

  • 三笠署長は今もその証拠を隠し持っている可能性がある。それを手に入れれば隆一の殺人も立証できるという可能性のもと、芝署刑事課で三笠署長の周囲を徹底的に探るが、署長に不審な動きも証拠も見つけられない。

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  • そんな中、中田隆一が明朝日本を離れるという情報を入手。
    ⇒ そこで、三笠署長が証拠品を動かすような状況を作り出す一方で、小野田捜査一課長に隆一の逮捕礼状を出して欲しいと要望したところ、明日の朝5時までに証拠品を探し出すことができたらとの条件つきではあるが、許可を得られた。

  • 三笠署長が隠した場所は、「証拠品保管室」だった。
    証拠品は5000以上にも及び、さらに明朝5時までという期限もあり、発見は困難かと思われたが、捜査一課員の協力も得られ、期限ギリギリに、ついに、ついに破片を発見!
    中田隆一の逮捕にこぎつけることができた。

池沢菜穂の供述

  • USBの件を伝えたところ、池沢菜穂から新たな供述を得ることができた。
    それは京子さんの死亡に至るまでの真実であった。

USBを隆一から盗まれたことに気づいた京子さんは、このUSB内にある特許の権利を返すよう訴えてきた。そこで隆一は池沢菜穂に命じて京子さんをビルの屋上に呼び出し、説得を要求。そこに隆一も同席。話が決裂し、京子さんはUSBを持って警察に訴えると告げたことから、止めようとした隆一ともみ合いとなり、京子さんを突き飛ばしてしまい京子さんは転落。隆一は池沢菜穂に口止めし、ビルの出退勤記録や監視カメラの映像を細工し、隆一の存在を消すことを要求されたと証言。

  • さらに、京子さんとともに落ちたUSBの破片は、三笠署長が現場から持ち去っていたことが分かる。

鑑識結果

  • USBの中には京子さんが開発したシステムデータの全てが保存されていた。さらに鑑識の結果、USBの破片からは京子さんの血液が検出、また損傷状態から現場のビル相当の高さから落下したものとの分析が出た。

三笠署長の罪状

  • 隆一の殺人証拠の隠蔽、その後も中田社長と内通し、警察の捜査情報を流し、山本アリサの逃亡をほう助した。 だが、小野田一課長が三笠署長に下した処分は、別の所轄へ、警察署長として横滑りでの転出。

殺人の隠蔽など、本件に関する処分は一切なかった…。
一方、事件解決に大きく貢献した香坂警部は、豊洲署へ横滑り異動となる。

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