『居酒屋もへじ』

水谷豊&石井ふく子 第6弾!

インタビュー

緒形幹太さん インタビュー

(写真)

―台本を読んだ感想

2時間ドラマというと最近は殺人事件のイメージが強いと思いますが、その中でこういった、下町の商店街の話というのは新鮮だなと思いました。大きな事件は起きませんが、和気藹々とホンワカしたお話なので、むしろ今の時代に合っているかもなと。昔は東芝日曜劇場などTBSにもこういう作品がたくさんありましたけどね。あの雰囲気が、石井ふく子さんのプロデュースで、黒土さんが脚本で、清弘さんが監督で誕生するのであれば、素晴らし作品になると思いました。

―現場に入られていかがですか?

僕の年齢になると、だいたいどんなシーンでも年下のキャストの方がいるんですけど、今回はベテランの方ばかりで、僕が一番下なんです。役の設定は、水谷さんと(松村)雄基さんと(川崎)麻世さんと同級生の設定。台本を読んだ段階では、「実際には年齢差があるから大丈夫かなあ…」と思っていたのですが、本読みの際にみんなの顔をみたら「同級生でいけるな」と思いましたね。実際に演じてみても、とても自然といいますか、違和感なく楽しんで同級生を演じさせていただきました。みなさん個性豊かなので、負けないようにとがんばりました(笑)。

―すごくいい雰囲気でしたね

そうなんですよ!現場に入ると、昔から一緒にいる幼馴染のような感じがしました。
雰囲気はとてもいいですね。

―演じられている幸助はどのような人物ですか?

幸助は商店街の中の下駄屋です。子だくさんで爽やかな男、かな。
そうそう、撮影に入る前に、商店街にある下駄屋さんを何軒か見てまわったんです。けれど、実際には“下駄のみ”のお店はなく、下駄と一緒に靴も置いてあるお店ばかりでした。僕は貧乏な下駄屋をイメージしていたんですけど、衣裳合わせの際に、「何代も続いている下駄屋で、お金に不自由している雰囲気ではなく、さわやかな店主」「服装は、作務衣や着物ではなく洋服、足元は下駄」と石井先生と清弘監督からうかがいましたので、幸助のイメージがそこで固まりましたね。その後、石井先生から「上野にイメージと近い下駄屋がある」とうかがったので覗きに行きましたが、とても素敵なお店でした。

―実際に見に行かれたりするんですね。

そうですね。雰囲気を感じたいというか…。
何軒かみたうちのひとつに、劇場の近くにある下駄屋がありましてね。その劇場のポスターが下駄屋の店内に貼られていたり、このお店の下駄を使用していると書かれていたり…そういうご贔屓、御用達の店があるのは下町っぽいなと。そういう雰囲気を感じ取りたいなと思って見に行きました。

―最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。

笑いあり、ちょっぴり涙ありの温かいドラマになっています。
ぜひぜひ見ていただきたいと思います。よろしくお願いします。

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