『居酒屋もへじ』

水谷豊&石井ふく子 第6弾!

インタビュー

佐藤 輝さん インタビュー

(写真)

―台本を読んだ感想

“心のふれあい” や “温かさ” がしっかりと溢れていて、“人間が存在している物語だな” と思いました。人と人との繋がりが人間の原点なのだなと、それがあれば、人間は生きてゆけると、そう感じて涙が出ました。

―実際に撮影が始まってからはどのように感じましたか?

「居酒屋もへじ」は、東京の下町にあるという設定なのですが、隣同士、仲間同士の繋がりがとても強いなと。集まる連中は顔なじみばかりなんですけど、キャラクターは全く違って個性豊かなんです。職業も違えば、年齢も、家族構成も違う。だけど、 “仲間” としてお互いが認め合っているんですよ。
心を触れ合わせて、地域社会を作り、家族や仲間を見守り、一緒に生きている。心が平等なんでしょうね。
撮影していて、とても居心地が良かったので、“こんな場所で生活できたら幸せだろうな”と何度も思いました。人と人との繋がりが、地域と地域の繋がりに、国と国の繋がりに、世界に広がればいいなあと思いました。

―演じられているフジモトはどのような人物ですか?

何代も続いている、“老舗のうなぎ屋” の職人で、明るい男ですね。撮影に入る前、根津のうなぎ屋さんを探して食べに行ったんです。調理場も覗かせていただき、職人さんにお話もうかがいました。そこで感じたのは、お客さんだけではなく、地域の仲間との交流が深いということですね。台本の中に描かれている世界が、実際に根津にあったんです。僕ら俳優はいわば自由人なんですけど、老舗の店というのは「家を継ぐ」という問題が出てくる。子供に継いでもらえるようにしなければならないし、地域も支えなければならない。その “想い” というものを強く感じましたね。社会というものを考えるきっかけをいただきましたし、いい経験をさせていただきました。

―最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。

『居酒屋もへじ』は、とにかくホッとするドラマです。
生きていると色々なことが起こりますよね。人知の及ばない何かが起こることもある。
でも、人間が生きていくことの幸せ、人と共にあることの幸せをね、このドラマを見ていただけると感じてもらえると思います。明日への希望やエネルギーになると思いますので、ぜひご覧ください。

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