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■「メディアリテラシー授業」をはじめようとおもう先生へ ■ 鈴木敏恵 未来教育デザイナー 〜〜メディアリテラシーの根幹〜〜 すべては子ども自身の「意志」から! ■「与えられた学びからの脱皮!」 「テレビを観察する」 紙と鉛筆でスタートする「テレビメディアリテラシー」 それは、特別な機器や環境も要らず簡単にはじめられると感じるとおもいます。 しかし私たちが一番大切にしてきたことをぜひ、みなさんにも大切にしていただきたいと願います。 それは常に子どもの「意志」を大切にしてきたということです。 ☆ 未来教育の鍵は、「与えられた学びからの脱皮!」です ☆ 「メディアリテラシー」の根幹は、「意志」をもった人間になることです。 ゆえに、このテレビプロジェクトにおいて 今回、子どもに「〜〜させた、」という気でしたことはありません。 今回、子どもは、「あるなかから、選ぶだけ」というようなこともありませんでした。 今回、子ども達の中から、テーマもゴールも生まれました。 今回、子ども達自身の考えたテーマを生かしチームが生まれました。 今回、テーマもゴールもチーム決めも私たち大人がかってに決めたことは一つもありません。事前に私たちおとながきめて、そこから子ども達が選んだのではないのです。 私たちが提供したのは、『21世紀のテレビはこうなってほしい〜私たちの願い〜』 というおおきなビジョンです。 そこから以後は、すべて、子ども達が生んだものです。 ■「何のために何をやりとげようとしているのか!」 プロジェクトのノウハウとポートフォリオを生かしながら、鈴木敏恵が考えた未来教育のストラテジーを駆使して今日にいたりました。 いまここでお伝えしたいのは、チームや各自のテーマやゴールは子ども自身の「意志」を生かしてということです。 では、どうしたら「意志」が宿るようになるのか? それが未来教育のキーといえるでしょう。 いずれにしても子ども自身に、「何のために何をやりとげようとしているのか!」この自覚のないメディアリテラシーなら、むしろしないことを私は選ぶでしょう。 メディアリテラシーであれ、どんなことをする「総合的な学習」であれ、子どもが「何のために何をやりとげようとしているのか!」を意識していないようなら、それは真の血や肉にならない。 未来教育は、したたかなストラテジーに満ちているのです。 |