ファンメッセージ｜TBSテレビ：金曜ドラマ『わたしを離さないで』

今までも何度となく１話から繰り返し観てきましたが、4話を観てからはそれまでより深く心をえぐられます。
3話のトモとたまちゃんの穏やかな口調の会話の中に提供者が介護をするということの残酷さが見えました。つらいです。でも、それだけじゃない。だから最後まで見届けたい。
色んな意見があるだろうけど、私はやすりで磨いたような物語は望みません。そしてまだ観てない人に言いたいのはこのドラマは難解ではないということ。でも何かを感じるドラマだと思うので是非観て欲しいです。

ひさしぶりに一話をみました。

恭子が始末した提供者が浩介に一瞬みえてドキリとしました。
瞳がみえないと顔とは意外に見分けにくいのですね…。

人違いでありますように。

暗い、重いと言われたりしていますが、わたしはこの雰囲気好きです。
さやかさん、春馬君、もどかしくなることもあるけれど役にあっています。
今日も楽しみにみさせていただきます。
浩介さんも最後ですね。

「最初は小さなほころびなんです、どんな大きな穴も」

蟻の一穴と重なる、重たい台詞。
恵美子先生の本当の狙いが隠されているため、
言動が、白（希望）にも黒（絶望）にも見えますね。

ドラマでの提供者は
知りたくも、触れたくもない存在。
（けどそこから譲り受けた臓器に、感謝は芽生える？）。

外の世界は、提供者にひどく冷たいとすれば、
彼らが人権を求めることも、
町で普通に暮らすことも、
地獄へ踏み出すのに等しいかもしれません。

だったらせめて、塀の中でも、カゴの中でも、
人としての尊厳をもち、命を全うさせるのが
苦肉の策であり、せめてもの救いなのかも…？

他人から、臓器や命を奪われるのでなく、
与えられた使命と心して、
納得し、自らエンディングに向けて支度をしていく。

人間が欲にまみれて、生きながらえるのを
横目にしながら
短くとも、潔く生き抜くクローンの方が美しい、と。

「良い子だから、神様が連れていっちゃった」
そんな慰めの言葉がふっと過ぎるような。

恵美子先生の本当の狙いに、救いがあって欲しい。
ドラマも折り返しで、
そんな願いがふつふつと湧いてきます。

美和と寝て（？）も、まだおっとりと
男として一皮むけた感がない。

浩介からのアドバイスも、途中から
ムズカシクテコンランスルと、
頭も心も満杯で、ぶしゅーっと開く弁。

テレビのこちら側だと、
ずっと支える立場だった恭子には
理解と包容力のある「大人の男性」が
ふさわしいと思うのに。

彼女にも、寄りかかれる肩が
支えてくれる腕が、必要だろうに。

と、思っていたのですが、
恭子は、トモといると
「何も知らなくて幸せだった頃」に浸れるから？
にも見えてきました。


それにしてもトモの真摯な励ましや褒めは、
聞きようよって真逆に受け取れますね。
距離を置かれたような。
お互いの言う・聞く、がすれ違ってるようでした。

ああいうのを見ると
「ズバッ」と言う美和の方が、付き合いやすそう。
トモ意外に、別れたい、ほど嫌じゃないのかも？

「言ってくれないの？」と、珍しく恭子からねだる
キッチンでのシーン。
チャンスだったのに。押し切れないトモ。

そんな性格も、分かりすぎている恭子。
「何も知らない幸せだった頃」に縛られると、
苦しくもあるのかな。

ほんとかな？
今の視聴率・・・
チャンときちんと出してるの？
だって・・・
私の職場での視聴率、８０％ですけど！！！
だだし、女子だけですけど・・・
ランチの会話の盛り上がり方は異常です！！！
おかげさまで、苦手だと思っていた人と仲良くなれました(笑)
ありがとう！　わたはな！
がんばれ！　わたはな！

春馬君のインタビューにあった言葉。
「欲求」の隣にそっと添えられた
「美しさ」という言葉。

春馬君は、どんな美しさを表現するのか。

私情を殺し、与えられた使命を全うする姿？
人として生きる道を、果敢に追う姿？
過酷さも、天命と自然体で受け入れる姿？

コテージのトモには、どれもまだピンとこないような…。
それだけに期待が高まります。



それにしても、人間の欲は、
欲の中の欲＝強欲で、どれほど醜いか。
世話も始末も、人間は手を汚さない仕組みで
胸が痛みます。

動物は、生きるために、他の命を食するけど
人間は？
楽しく、美しく、便利で、癒やされ、簡単で、
安全に、ラクで、刺激的で、流行や話のネタ…。

命を生かす以外の目的で、
人間の都合がいいように、命を粘土細工のごとく
こねくりまわしてるような。

食品表示の「遺伝子組換でない」の文字
（他では組換が行われている証し）。
ペットショップの金魚や子犬。
「新種」「○○と××の交配」の文字。

人間のまわりにいる命は、いい迷惑だろうな、と。

しかしながら欲求は
世の中をバラ色にも染める。皮肉なことに。

嗚呼ジレンマ。

どれだけ再生を繰り返しただろう。
何度も何度も見返して、台詞も覚えてしまったけれど、どうしようもない気持ちになる。どう転んでも提供してる現実があって、介護してる現実がある。このあと、どう動いていくのか。何か大きな力が働いて二人を救ってくれなければ、救われるなんて不可能だ。しかし、待てよ。救ってほしいのは二人か？私自身の気持ちか？きっと後者だ！身勝手な自分が、ほんと嫌になる！！

このドラマの第一印象は、怖いと思いました。
しかし、回を重ねるごとに怖いという印象からなぜかわからないけど、はまっていきました。

自分の将来が決まっている中で、もがきながら一生懸命生きている姿をみて、感銘を受けました。

ドラマをきっかけにして、原作も読みました。

これからの、ドラマを楽しみにしてます

わたはなＤＡＹを終えて、ますます今日の放送が楽しみでなりません。
キャストの皆さん、スタッフの皆さんの魂のこもった作品、心に響いています。

加えて、飯田Ｐのブログも。
　「夢を持っていたということ自体」が、毎日を一生懸命なものにさせていた
・・・響きました。
「飯田さんのファンです」と言いそうになりました・・・綾瀬ファンです！

早朝から深夜までの撮影は大変だと思いますが、十分体調にお気をつけください。
楽しみにしています。