現場レポート

パナソニック ドラマシアター『東野圭吾ミステリー 浪花少年探偵団』(東野圭吾 原作)毎週月曜よる8時〜放送

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製作発表 続

vol.7
前回の製作発表速報に続いて、記者の方々と出演者との質疑応答と、制作陣からのメッセージをお届けします。

6月20日に行われた製作発表
Q. 子どもさんたちから見て、多部さんの先生ぶりはどうでしたか?
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前田航基
しのぶ先生はめっちゃカワイイけど、中身は男っぽいっていうか強そう。こういう先生やったら楽しいやろなと思えるし、尊敬できるいい先生ですね。現場では多部さんのことを「べーやん」って呼ばせてもらっていました。年は10くらい違うし大先輩やけど、そういう溝はなくて、すごく親しく接してくれました。
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濱田龍臣
しのぶ先生はホントにきれいなのに、曲がったことは許せなくて、すごく怒る先生ですね。
ふだんの多部さんはいつもみんなとたくさん話をしてくれて、一緒にいると楽しかったです。
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高橋晃
しのぶ先生はきれいなんだけど、怒った時はものすごく怖くて、たまに本当にビビッてしまいます。現場での多部さんは、みんなと仲良くしていて、すごく性格のいい先輩です。
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前田旺志郎
1話で、探偵団の3人がしのぶ先生に怒られているところを僕がのぞいているというシーンがあって、その迫力がすごくて「コワー!!」って。それが一番印象に残ってます。めっちゃ怖い先生やなって。ふだんの多部さんは、学校の友達としておっても、別に和めるなって感じで、めっちゃ面白い人です。
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Q. 多部さんが初めての先生役で苦労したことは?
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多部未華子
つい最近まで学生服を着る役が多かったので、先生に見えないかな?とも思ったんですが、小学校の先生なのでなんとかいけたのではないかと。それまで子どもと接する機会がなかったので、最初はどう接していいかわからなかったんですが、最終回くらいには本当に子どもたちが愛おしくなっていました。いたずらだし、いたらすごくうるさいんだけど(笑)、いなくなると寂しいという撮影の日々。それくらい楽しいと感じる現場でした。だから役作りというよりは、しのぶ先生と一緒に成長していった感じです。
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Q. 撮影中のエピソードがあれば教えてください。
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多部未華子
1月からの撮影だったのでとにかく寒かったですね。ソフトボールの練習試合のシーンは震えが止まらなくなるほどでしたが、本番は子どもたちも半袖・短パンで懸命に頑張っていて、そのパワーに感動しました。
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小池徹平
子どもたちのなつき方が尋常じゃなかったですね。仲がいいのはすごくいいことだけど、ちょっと度を超えていたというか(笑)。こっちが油断してるとすぐカンチョーされるし、どついてくるしで、すごかったですね。それと、龍臣くんの役が「鉄平」なので、現場で「てっぺい」と呼ばれるのがちょっとややこしかったです(笑)。
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斉藤由貴
私は串カツ屋の女将の役ですが、皆さんおいしそうに食べるんですよね。特に息子役の航基くんと旺志郎くんがパクパク食べていて、日に日に二人が膨らんでいって、まるで小動物のように「ああ、育ってるなぁ」って。それを見るのが楽しかったです(笑)。特に串カツで驚いたのが、(関東ではあまり見ない)分厚い紅ショウガ。日本の食文化って深いですね。
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松坂慶子
食べ物つながりでいうと、たこ焼きもおいしかったです。娘のしのぶちゃんのアパートでたこ焼きを焼きながら推理をするというシーンがありました。冬の撮影で寒かったこともあり、とってもおいしかったです。
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プロデューサー/黒沢淳
『浪花少年探偵団』は、私が敬愛する東野圭吾先生の初期の名作。出てくる人間がとてもエネルギッシュで、トリックが秀逸で、最後に大きな感動が待っている。その作品に関わって大きく感じたことが2つあります。
1つは、ミステリーというものは改めて登場人物のキャラクターが大事だということ。もともと良くできたキャラクターを脚本の吉田さんがさらに掘り下げて、原作にはないバックグラウンドまで細かく作ってくださった。それを多部さんが素晴らしく演じてくれています。もう1つは、ミステリーは俳優さんのお芝居によって説得力が何倍にもなるということ。子どもたちを含めキャストの皆さんが原作の世界観をよく理解してくださり、素敵なお芝居で見せてくれています。演技水準がものすごく高いです。
だから、今までミステリーになじみがなかった方にも、このドラマが入門になって「ミステリーってこんなに面白いんだ」と思っていただけたら。一方で、ミステリーファンの方にも楽しんでただけます。密室トリック、小道具のトリック、電話のトリック、時間差のトリック、人間関係のトリック…いろいろ登場しますが、それらはわりと原作に忠実で、かつ東野先生が毎回新たにアイデアやアドバイスをくださるので、かなり作品が昇華しています。
トリックの解明が進むと共に人間の心も解明していって、そこにしのぶ先生のタンカがドーンときて痛快にしめる。人間の魅力とミステリーの醍醐味、両方楽しめる作品です。
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脚本/吉田紀子
東野圭吾さんの作品は「秘密」「使命と魂のリミット」に続き、今回3作目です。『浪花少年探偵団』は大阪のお話で、そのやりとりや雰囲気がすごく面白いと思いました。聞けば、舞台になっている小学校は東野さんの母校だそうで、じゃあ行ってみよう!ということになり、プロデュサーや監督と実際に大阪に行き、その町の雰囲気を感じながら、本作りをしてきました。
東野作品ですからトリックがとても良くできています。それをお借りして、私の仕事は何だろうと考えた時、キャラクターを作ることだと思いました。それで一人一人の家族構成など履歴を考えていったわけですが、出来上がった映像を見た時、多部さんの炸裂ぶりに感動!皆さん、役のキャラクターをすごく良くつかんで、私が書いた本以上のものにしてくださいました。探偵団のみんなもそれぞれ味があって、回を追うごとにその味が出てきています。いろんな方に楽しんでいただける作品になったなと感じています。
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監督/池澤辰也
東野さんの作品は大好きで、ほとんど読んでいます。この『浪花少年探偵団』は新感覚のミステリードラマになるなと感じました。しのぶ先生の目線や子どもたちの目線、大人の目線、それらを交えながら謎を解いていく、こういうドラマは今までなかったのではないでしょうか。今回ポイントの1つは、捜査本部を放課後の教室でやっていること。普通だったら警察の会議室などですが、子どもたちが黒板に書きながら行う捜査会議は見どころです。
また、僕は現場で初めてのことですが、今回本当に感情移入しながら演出をしていました。しのぶ先生をモニター越しに見ながら、一緒になって、笑って、泣いて、喜んで。体感しながらの現場はすごく楽しかったです。そして、撮った映像を編集しながら、多部さんを中心に松坂慶子さんや斉藤由貴さんら次から次へと豪華メンバーが登場して、ものすごく贅沢なドラマだなと感じました。
とにかく作品を通して言えるのは、しのぶ先生に恋をしてしまいまして、もう一回しのぶ先生に会いたいなと…。子どもから大人まで楽しめるミステリードラマなので、その謎を皆さんで考えながら、人間のおかしさや素敵な部分を感じていただければと思います。
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製作発表前に乃木神社でヒット祈願

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