現場レポート:日曜劇場『ごめん、愛してる』

REPORT /現場レポート

特別試写会&舞台挨拶 <質疑応答>

【6】7.5 Wed.

Q. 長瀬さん、ラブストーリーは久しぶりですが演じてみていかがですか?

長瀬さん:とはいっても、僕が昔やらせてもらった純愛ラブストーリーは19歳くらいの時で、それから20年くらい経っているので愛についての考え方も変わっていると思います。「昔だったらこういうこと考えたりしたよなあ」とか思いますよ。
当時大竹さんとも20年前にご一緒させてもらっていましたが、大竹さんは全然変わらないですけどね。

大竹さん:変わってるだろっ(笑)!!

長瀬さん:そんなことないですよ。昔から優しくて大きく包んでくださっていましたが、今もそう。なので、やっぱり色んなことを思い出しながらやらさせてもらっていますね。

Q. LOVEと言っても色んな形のLOVEが入り込んでいるんですね。

長瀬さん:そうですね、親子愛もあったり、幼なじみの頃からの愛もあったり…。色んな形の愛が見えるんですよね。

Q. 吉岡さん、スタイリストという役ですが、ファッションも注目ポイントでしょうか?

吉岡さん:登場人物の中では意外と着替えている率が多いかも。等身大の女の子のファッションをたくさん着させていただいているので、スタイリストさんに感謝です。

長瀬さん:最近、女性の中ではやっているんですかね、土管みたいなヤツ(笑)。すっごいふっとい…。

吉岡さん:でも、私、ワイドパンツしか履かない役で(笑)…、(長瀬さんに)他になんて言ってましたっけ?

長瀬さん:ボンタンね(笑)。

吉岡さん:そうそう!出会いのシーンが完全にボンタン(笑)。でもこの会場には若い女性がたくさんいらっしゃるのでわかると思うんですけど、流行ってますよね、ワイドパンツ!<会場の女性たちうなづく>

長瀬さん:最近ね。そうあれ、男には土管にしか見えない…。

吉岡さん:ひどい(笑)!

長瀬さん:でも(凜華ファッションは)かわいらしい、色合いとかも。

吉岡さん:動きやすいから、私もワイドパンツ好きです!

Q. 続きまして楽器演奏があります、坂口さん、大西さん、大竹さん。
坂口さん、あのピアノのシーンは、本当に演奏なさってますよね。


坂口さん:演奏してます。僕は、保育園のときに2年間くらいやっていたんですが、でも楽譜も読めないので、今回イチから練習しました。コンサートのシーンがクランクインだったんですが、当時別の現場にも入っていたので、ホテルにピアノを持ち込んで、時間があったらずっとやってましたね。

長瀬さん:あれはすごいことですよね、ホントに。

吉岡さん:今朝、坂口さん、天才発言をしてましたよ。「難しい曲しか弾けない」って…。

坂口さん:そうそう、音と、先生が弾くピアノを真上から映像を撮ってそれを見て覚えていたので、逆に簡単な曲が弾けなくて。

長瀬さん:天才発言ですよ。

坂口さん:でも練習中に、ホントに弾けなくて、「あ、弾けないからもうイヤだっ!」と鍵盤にガーン!と頭をぶつけたら、そのまま寝ていたときがありました(笑)。

長瀬さん:そのくらい練習してたんだ。
本当にすごいのが、体の動きがね、鍵盤を目で追う形とか、リズムの取り方、手の見方なんかは、実際に弾けないとできないと思うんですよ。それが完全に出来てるのは弾けるってことなんですよね。

——大西さんはサックスですね

大西さん:はいそうです。でも私は中高とサックスを吹いていたので…。

長瀬さん:素晴らしいですよ、アルトサックス。

大西さん:吹くのは出来るんですけど、天才サックス奏者という役なので、また違って、映像で撮ってもらっていると、実際に吹いていても吹いているように見えなかったりするんですよ。だから大げさに動いてやったんですけど、本当はあんな吹き方する人、ほとんどいないと思います(笑)。

吉岡さん:天才しかいないんだなと思いました、現場に。

長瀬さん:でも空き時間ちょっと吹いてるのを聞いたんですけど、素晴らしいですよ。かっこいいです。

——大竹さんもピアノの演奏シーンありますね

大竹さん:私の場合は左手だけです。1話はプロの人もなかなか弾けない曲らしいんですが、それなのに私は弾けました(笑)。

長瀬さん:また天才発言が出ましたね!やっぱ親子っスね!

大竹さん:なんでこんなに弾けちゃうんだろうって(笑)。先生もものすごく素敵な先生で一生懸命教えてくださってます。
でも本当に健太郎君はすごい!どうして映像だけを見て弾けるようになるのかが、私にはわからないですね。

坂口さん:いやー(と後頭部を手のひらで叩くしぐさ)

吉岡さん:ご満悦(笑)

長瀬さん:古いなー、この動き(笑・と坂口さんと同じポーズを)。

Q.池脇さん演じる若菜は高次脳機能障害という障がいを持っている役。若菜像を作り上げるのは大変だったのでは?

池脇さん:高次脳機能障害という名前を聞いたことがなかったので、本を読んでみたり、実際お会いした方が色々わかるかなと思って、3人の方にお会いしてたわいのない話をさせていただきました。
若菜はメインではないので、本当の苦しいところは描かれていないのがまた難しい部分ではありますが、お会いしたみなさんが感じている幸せの部分や、楽しみを若菜として出していけたらなと思います。

——長瀬さんが一番若菜と一緒のシーン多いですか

長瀬さん:そうですね。一話で再会を果たして、彼女と生き別れてから何が起きたかを知っていくんですけれど。一緒にお芝居していて、すごく苦しくなることがあるんですよね。彼女の子守唄を聞くだけで、聞き入ってしまうというか。そういう不思議な世界観があります。

——若菜の子ども役・魚くん(大智)もかわいいですね

池脇さん:かわいいです〜。魚は多分一番のムードメーカーかもしれません。

長瀬さん:ホントに。なんか貫禄があるんですよね(笑)。なんなんでしょう、あの貫禄。

池脇さん:ちょっとおっちゃんっぽいんですよね(笑)。堂々としていて、和むんですよね。