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インタビュー

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02窪田正孝さん

瀬戸内海ロケで湊さんが陣中訪問されましたが、実際湊さんにお会いしてみての印象はいかがでしたか?

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すごくおおらかな方で、いい意味で普通のオーラをまとっていらっしゃって小説とのギャップをすごく感じました。
「成瀬という人物は気持ちを預けられる、心のよりどころになれる存在」と湊さんに言われて、なおさらスイッチが入りましたし、頑張らなきゃと気持ちが引き締まりました。

台本を読んだ感想をお聞かせください。

今回お話をいただいて台本を読んだときから神経を揺さぶられるくらいの衝撃を受けたので、この衝撃をお芝居に生かしてこれからやっていけたらなと思いました。

どんなところに衝撃を受けたんでしょうか?

成瀬を通してですが、希美を心のどこかでは好きなのかもしれないけど言葉で表せない感じや、セリフやシーン一つ一つがすごく面白くて、それぞれが際立っているんです。成瀬という人はどうあるべきかが台本読んだとき何となく伝わってきたんです。彼女にとってのある種“光”のような存在でもあるし、彼自身も料亭の一人息子でしたが、今や過去の栄光になっているという現実から目を背けられずに生きていたり、ミステリアスな部分も説得させられました。
希美と成瀬は幼なじみですが、二人が住んでいた青景島は希美の拠点になるところでもある。そして希美にとって成瀬は大きな存在で、事件を共有したりもするんですね。世間的にはいけないことかもしれない、でも二人にとって見るとそれはすごく美しいもの。台本から感じたそんな印象を、見ている方にも感じてもらえたら嬉しいです。

約2週間に及んだ瀬戸内海ロケはいかがでしたか?

人って環境に対応するんだな、って。それと都内ではできない空気関係がありましたね。毎日瀬戸内海を見ていると気持ちが穏やかになったし、すごく暑くて、みんな真っ黒に日焼けして汗をかきながら一緒に作品を作っていっているのが「合宿」みたいで、みんながひとつになっていく感じがすごく楽しかったです。

高校生役から幅広い年代を演じることについて

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僕自身はこの間26歳になって、制服を着ることにとても違和感があったのですが、監督には嘘か本当か「全然大丈夫」と言ってくれたので(笑)振り切って、学生だった頃を思い出しながらやっていこうかなと。あとは榮倉さんや、みんなで制服を着られたのでほっとしました。僕だけ浮いてなければいいけど(笑)。
年齢を重ねるごとに出る渋さや陰の部分なども少しずつ内面から変化していけたら。変わる面、変わらない面をバランスよく慎重にやろうと思っています。

共演者について

賀来くん以外初共演ですが、榮倉さんは上を見てまっすぐ負けないで生きていこうとする希美にぴったり。それから演じるときしぐさや笑ったりする時ふと高校生に感じる時があるんです。カットがかかった瞬間、普段の榮倉さんに戻るので使い分けていらっしゃるのだと思います。プロデューサーからは、希美と成瀬は純愛の関係なので、もっと近くに感じるようにとアドバイスがあったので、芝居含めていい関係性を築き上げていけたらなと思っています。
三浦さんはものすごい気さくな方で驚きました。すごく大先輩ですが、演じられる高野さんは成瀬の父親と仲がいい設定なので近所のおじさんと思わなければ、と最初は戸惑いました。でも現場では気軽に話しかけてくださったり打ち解ける雰囲気作りをしてくださるので、思い切って胸を借りてお芝居をしていきたいです。

みどころを教えてください。

僕が演じる成瀬は、榮倉さん演じる希美とは幼馴染みの関係なんですが、大人の事情に巻き込まれてつらいことが次々起こってしまい、そこから負の連鎖でお互いの気持ちもすれ違ってしまいます。それでもみんながそれぞれの“N”のために自分の気持ちを押し殺して、自分の心に傷を負いながら最後まで貫き通すドラマです。自分の好きな人やすごく懐かしい気持ちを思い出させてくれるし、見る人の心を揺さぶるドラマだと思います。最後までご覧いただいて、このミステリーを解き明かしてください!

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