現場レポート

さて、「崖」レポートが続いてしまいましたが、またまた8話でのホテルでのシーンを紹介します。
ホテルのロビーで蘭丸とミヤビが再会した部分。
蘭丸がミヤビを二度見！していたのを覚えていますか？
実はこれは向井さんのアイデアで、ドライリハーサルの際、「あ、ミヤビさん。ミヤビさん！！！」と二度見し……「あははは。二度見いいですね！」とかなり気に入った様子の加藤監督。
加藤監督「二度見、ありがとうございます」
向井さん「ミヤビさんだけですもんね。蘭丸が気にかけているのは」
片瀬さん「初めて聞く大きい声〜」
向井さん「うふふ、ミヤビさんを呼ぶときは基本大きな声なんです」
片瀬さん「（笑）」
加藤監督「いいアイデア、頂きました〜」
向井さん「（照）」
という流れで二度見が採用されたのでした。みなさん、二度見する蘭丸、可愛かったと思いませんかー？

続いて、宴会場でのミヤビの舞シーン。
8話放送前のレポートにも書きましたが、とっても素敵に踊るミヤビを見る一同。蘭丸はミヤビに釘付けで、食事を取らず、口をポカーンとあけて見入っていましたね。寛治は食事を取りつつ真琴の友人たちと会話、光はグビグビ酒を飲む……なんと自由な3人。

光の酔いに関しては、
加藤監督「光さんの酔いはどうしましょう？」
木村さん「あまり酔っているのもどうかなと」
加藤監督「そんなに酔っていなくていいので、お酒が進んでいる感じで。ベロベロになっていなくていいです」
木村さん「分かりました。ヤケ酒って言う感じですよね」
加藤監督「そうですね。ミヤビに嫉妬している感じ」
木村さん「はい」
と光の酔いっぷりを相談していた木村さんと加藤監督。

さらに出演者全員に、「食事は食べている途中を映したいので、みなさん、少し食べていただいても大丈夫です」と加藤監督から説明があり……
佐藤さん「これ、食べていいの？」
スタッフ「はい！」
木村さん「お肉食べたい！」
と草津スカイランドホテルさんが用意してくださった美味しい食事をたべる一同。豪快な食べっぷりに、「全部食べないでくださいね〜」とスタッフから声がかかるほど（笑）。
佐藤さん「全部は食べないよ〜」
向井さん「僕、食べられない〜（ミヤビを見入っていて食事をっていないという向井さんのアイデアで）」
佐藤さん「肉、1枚あげるよ」
向井さん「いいんですか！ありがとうございます！」
と、佐藤さんから寛治用のお肉を1枚もらっていた向井さん。とっても仲のいい2人です♪

続いてはミヤビの舞が終わり、再びロビーへ。蘭丸がミヤビに告白するシーン。
光が女将の袖を噛んでいましたが、実は台本上は“ミヤビの袖をかむ”となっていました。しかし、ミヤビの袖をかむためには、かなりミヤビの近くにいなければならず、さらに蘭丸の告白もあるから2人の世界（蘭丸とミヤビの）も作りたい、光さん割って入りづらい……ということになり、悩む木村さん。すると佐藤さんが、「人の袖を噛む行為が面白いから、ミヤビの袖でなくてもいいのでは？」と提案。「（加藤監督）では女将さんの袖をかもうか」「（木村さん）はい。やってみます！」となったのでした。女将の袖をかむ光さん、十分インパクトありましたよね！こんなに蘭丸を想っているのに、可哀相な光……。

最後に、ひょんなことからミヤビとキスした蘭丸部分。
大の字になって寝転ぶ姿が印象に残っている方もいるのでは？
これは向井さんのアイデアを加藤監督が採用したもの。実は、寝転んでミヤビへの思いに浸ると同時に、その後ミヤビを追いかけるという流れがあるため、追いつかないようにするための向井さんのアイデアだったのです。「普通に追いかけたらミヤビさんに追いついてしまいますから」と加藤監督に相談していました。
そんな向井さんのお芝居後……
佐藤さん「あしたのジョーみたい」
片瀬さん「もう、このままでいいじゃん、追いかけなくても（笑）」
向井さん「ゲストがストーリーコントロールしてる〜（笑）」
片瀬さん「えへへ（笑）」
向井さん「ここで終わりなら、本日の撮影終了？」
佐藤さん「おーい監督〜」
木村さん「（笑）」
向井さん「終わりですか？」
加藤監督「追いかけてください、蘭丸さん！」
と、倒れこむ蘭丸で撮影を終えようとしていた一同。
実は撮影が深夜に及んでいたため、一同は変なテンションでした（笑）。