現場レポート
[5]完成披露特別試写会!〜Part3〜
それでは前回に引き続き、試写会レポート最終章をお届けします!
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—BABYの演奏シーンをみて
大森南朋さん
『 非常に素晴らしいなと。それに尽きます。スタジオでの楽屋が隣なんですが、よく演奏している音が聞こえていて、すごい努力しているなあと思いながらぼ〜っとしています(笑) 』
星野源さん
『 なにより僕は一番衝撃だったのは、髪形がかわったと… 』
綾野剛さん
『 気づいてくれましたね! 』
星野さん
『 かっこいい 』
綾野さん
『 イケメン風に… 』
星野さん
『 “風”じゃない。イケメン! (2年間で)いろいろ変化もありましたね 』
坂口健太郎さん
『 聞いていて心地がよかったです。僕も楽屋で練習されてる演奏の音しか聞いていなかったので、いざ画面をとおしてそのシーンを観たらちゃんと生まれていて、そのままストンと落ちてくるというか、心地いい感覚にしてくれる曲だなあと思いました 』
吉田羊さん
『 清塚さんがこの曲を生み出すとき、前回よりも時間がかかったとおっしゃっていたのを綾野さんから聞いていたので、生みの苦しみを経た曲だなと思いました。
力強さを感じました。綾野さんは本当にストイックで、2週間で本当にこの曲を弾けるようになるんだと、人間できないことはないんだと、綾野さんを見ているといつも思います。一度人間ではない役を演じたら、人間じゃなくなるんじゃないかな(笑)と思うくらい、綾野さんの役作りには脱帽です 』
松岡茉優さん
『 あの曲は、コウノドリをやっていく中で伝えたいメッセージとか、“一番ここ!”っていうところで流れてくるのだろうなと思います。まっすぐに前向きに真摯に医療現場の本当のこと命の本当のことを伝えていけたらと改めて決意しました 』
綾野さん
『 皆さんありがとうございます。
なぜあそこで「For Tomorrow」が流れるのかということが重要でした。
高橋メアリージュンさん演じる佐野さんのところで流れるんですけど、なぜ「Baby, God Bless You」じゃなくて「For Tomorrow」なのか。本当に大事なのはそこなんです。1話を観ていただけるとおわかりになると思いますが、佐野さんのあのまなざしに、どうやったら未来がうつるのか…ということを我々は考えなければいけないんです。
佐野さんの瞳にうつっているものは何なのかというのを僕たちは「Baby, God Bless You」じゃなくて「For Tomorrow」で表現したいと思ったんです。誕生はとても美しいことで、奇跡ですが、そのあとの現実を「For Tomorrow」を通して伝えたいという想いがありました。
BABY自身に関しては、前作は鴻鳥サクラの感情を表現するためのものだったのですが、本作ではその感情をゼロにして、聴いているすべての人、視聴者のみなさんを包み込むように演奏をすることを心がけています。なので演奏の仕方も楽曲の選び方もそのようにしています。すべてのことに対してきちんと意味があって、すべてがつながっています。BABY部分に関しては、そういったところに注目して観ていただけると嬉しいです 』
大森南朋さん
『 非常に素晴らしいなと。それに尽きます。スタジオでの楽屋が隣なんですが、よく演奏している音が聞こえていて、すごい努力しているなあと思いながらぼ〜っとしています(笑) 』
星野源さん
『 なにより僕は一番衝撃だったのは、髪形がかわったと… 』
綾野剛さん
『 気づいてくれましたね! 』
星野さん
『 かっこいい 』
綾野さん
『 イケメン風に… 』
星野さん
『 “風”じゃない。イケメン! (2年間で)いろいろ変化もありましたね 』
坂口健太郎さん
『 聞いていて心地がよかったです。僕も楽屋で練習されてる演奏の音しか聞いていなかったので、いざ画面をとおしてそのシーンを観たらちゃんと生まれていて、そのままストンと落ちてくるというか、心地いい感覚にしてくれる曲だなあと思いました 』
吉田羊さん
『 清塚さんがこの曲を生み出すとき、前回よりも時間がかかったとおっしゃっていたのを綾野さんから聞いていたので、生みの苦しみを経た曲だなと思いました。
力強さを感じました。綾野さんは本当にストイックで、2週間で本当にこの曲を弾けるようになるんだと、人間できないことはないんだと、綾野さんを見ているといつも思います。一度人間ではない役を演じたら、人間じゃなくなるんじゃないかな(笑)と思うくらい、綾野さんの役作りには脱帽です 』
松岡茉優さん
『 あの曲は、コウノドリをやっていく中で伝えたいメッセージとか、“一番ここ!”っていうところで流れてくるのだろうなと思います。まっすぐに前向きに真摯に医療現場の本当のこと命の本当のことを伝えていけたらと改めて決意しました 』
綾野さん
『 皆さんありがとうございます。
なぜあそこで「For Tomorrow」が流れるのかということが重要でした。
高橋メアリージュンさん演じる佐野さんのところで流れるんですけど、なぜ「Baby, God Bless You」じゃなくて「For Tomorrow」なのか。本当に大事なのはそこなんです。1話を観ていただけるとおわかりになると思いますが、佐野さんのあのまなざしに、どうやったら未来がうつるのか…ということを我々は考えなければいけないんです。
佐野さんの瞳にうつっているものは何なのかというのを僕たちは「Baby, God Bless You」じゃなくて「For Tomorrow」で表現したいと思ったんです。誕生はとても美しいことで、奇跡ですが、そのあとの現実を「For Tomorrow」を通して伝えたいという想いがありました。
BABY自身に関しては、前作は鴻鳥サクラの感情を表現するためのものだったのですが、本作ではその感情をゼロにして、聴いているすべての人、視聴者のみなさんを包み込むように演奏をすることを心がけています。なので演奏の仕方も楽曲の選び方もそのようにしています。すべてのことに対してきちんと意味があって、すべてがつながっています。BABY部分に関しては、そういったところに注目して観ていただけると嬉しいです 』
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—リアルさを追求するために気を付けていること、驚いたことは?
坂口さん
『 白川は、前作は今橋先生がやってくれていたことも全部自分でやらなきゃいけない立場になっています。医療監修の先生方が毎日現場に入ってくださっているのですが、先生方の作品に対する熱意をありがたく思います。たとえば挿管する手順だったり、チューブをもらったり、目線の1つ1つを細かく教えてくださいます。なので、セリフも変わったりするんです。「医療現場ではこう言ったりする」とか、なので僕は現場で教えてくださることを一生懸命やっています。それがリアルに近づいているのかなと思います。
驚いたことは、前作のときもそう思いましたが、NICUの中がすごく暑いんです。生まれたての赤ちゃんを配慮して、気温をちゃんとあたたかく保っているんだそうです。目に見えるものではないんですけど、そういう細かいところも気にしつつ撮影しています 』
吉田さん
『 私が演じる小松さんの存在意義って、どこかいてくれるだけで安心する安心感かなと思っています。それを体現するために、私が心がけていること、そして、先生にいつも確認していることは「どのタイミングで声掛けをすれば安心したり励まされて、頑張れたりするのか」の点に気を付けています。なので、放送されているお産のシーンはリアルなお産シーンになっているのではないでしょうか。
小松さんはお産に立ち会うときは、帽子を被って、スクラブの上に長袖のガウンを着ているんですが、それがとてつもなく暑い!私も撮影が終わったら汗だくになっていたので、実際の助産師さんもお母さんといっしょに汗をかきながら戦っているんだなと思いました 』
松岡さん
『 前作で撮影前に実際の病院で分娩台に乗らせてもらったんです。そのとき「こういう感じでいつも触っているんだよ」と腕を触ってもらいました。その瞬間、緊張とか、いろんなものが解けていくのを感じました。リアルなものをお伝えするとか、本当に働いている方がドラマを観たら「これは違う」と感じるとか、その1つ先に、人間と人間の関わり合いだと実感しました。なので、お芝居するときも妊婦さん役の女優さんとお話するとき、いつも理屈っぽく考えてしまいがちですが、そうではなくて、“人としてこう伝えたい”という体温で会話できるように心がけています 』
大森さん
『 僕も前作で、実際に病院に見学に行かせていただきました。そこで働く人たちの仕事の大変さや、問題を抱えたお子さんたちにも会うことができて、ここで起きていることが現実なのだと驚きました。知らなかったこともあったので、そこで本当にいろんなことを教えていただきました。やはり演じるにあたって一番大事にしたいなと思ったのは、ウソをついてはいけないということ。もちろんお芝居はウソをついていることにはなるんですけど、気持ちの部分で心の底には、本物を置いておかなければいけない。そこは大事に演じようと思ってます 』
星野さん
『 なるべく気を付けたいなと思っているのは、帝王切開の手術のシーン。手術シーンは、台本だけ読むとすごくカッコいいシーンになりそうだし、カッコよく演じたいなという役者の色気が出てくるとき。でも、そこは絶対に出したくないと思っています。実際は、カッコいい現場というよりも、赤ちゃんに集中する現場になるべきですよね。どうしてもこういった医療ドラマはカッコよく描かれがちで、「そこが不満なんです」と、前回の医療指導の先生からお聞きして、その言葉がすごく心に残っていました。なので、手術シーンやカッコよく描かれそうなところは、「赤ちゃんをここから新生児科に早くわたさなきゃいけない!」という本当のプロセスを大切に先生方に「実際の時間はどのくらいですか」と聞いたり「声の大きさってだいたいこのくらいですか」とか、叫んだりするんじゃなく、なるべくそこはウソがないように気を付けたいなと思っています 』
綾野さん
『僕も前回、神奈川県立こども医療センターと大阪のりんくう総合医療センターには行かせていただいて、素直に驚きました。けれど、そのときに既にサクラ先生が自分に入っていたのか、病院の赤ちゃんたちと会って同時に悔しさも感じました。
周産期医療というのは…キレイ事に聞こえるかもしれないけれど、未来のある場所なんです。ほかの科にはない、唯一「おめでとう」と言ってあげられる場所であるというところにウソがないようにと、病院でたくさん体感させていただきました。
僕たちがやっていることは、虚構でしかないけれど、でも「よーいスタート!」と「カット!」の間は、違う次元の中で鴻鳥サクラは生きています。
意識することが大事ですよね。自分自身がちゃんと感じる気持ちが一番影響します 』
坂口さん
『 白川は、前作は今橋先生がやってくれていたことも全部自分でやらなきゃいけない立場になっています。医療監修の先生方が毎日現場に入ってくださっているのですが、先生方の作品に対する熱意をありがたく思います。たとえば挿管する手順だったり、チューブをもらったり、目線の1つ1つを細かく教えてくださいます。なので、セリフも変わったりするんです。「医療現場ではこう言ったりする」とか、なので僕は現場で教えてくださることを一生懸命やっています。それがリアルに近づいているのかなと思います。
驚いたことは、前作のときもそう思いましたが、NICUの中がすごく暑いんです。生まれたての赤ちゃんを配慮して、気温をちゃんとあたたかく保っているんだそうです。目に見えるものではないんですけど、そういう細かいところも気にしつつ撮影しています 』
吉田さん
『 私が演じる小松さんの存在意義って、どこかいてくれるだけで安心する安心感かなと思っています。それを体現するために、私が心がけていること、そして、先生にいつも確認していることは「どのタイミングで声掛けをすれば安心したり励まされて、頑張れたりするのか」の点に気を付けています。なので、放送されているお産のシーンはリアルなお産シーンになっているのではないでしょうか。
小松さんはお産に立ち会うときは、帽子を被って、スクラブの上に長袖のガウンを着ているんですが、それがとてつもなく暑い!私も撮影が終わったら汗だくになっていたので、実際の助産師さんもお母さんといっしょに汗をかきながら戦っているんだなと思いました 』
松岡さん
『 前作で撮影前に実際の病院で分娩台に乗らせてもらったんです。そのとき「こういう感じでいつも触っているんだよ」と腕を触ってもらいました。その瞬間、緊張とか、いろんなものが解けていくのを感じました。リアルなものをお伝えするとか、本当に働いている方がドラマを観たら「これは違う」と感じるとか、その1つ先に、人間と人間の関わり合いだと実感しました。なので、お芝居するときも妊婦さん役の女優さんとお話するとき、いつも理屈っぽく考えてしまいがちですが、そうではなくて、“人としてこう伝えたい”という体温で会話できるように心がけています 』
大森さん
『 僕も前作で、実際に病院に見学に行かせていただきました。そこで働く人たちの仕事の大変さや、問題を抱えたお子さんたちにも会うことができて、ここで起きていることが現実なのだと驚きました。知らなかったこともあったので、そこで本当にいろんなことを教えていただきました。やはり演じるにあたって一番大事にしたいなと思ったのは、ウソをついてはいけないということ。もちろんお芝居はウソをついていることにはなるんですけど、気持ちの部分で心の底には、本物を置いておかなければいけない。そこは大事に演じようと思ってます 』
星野さん
『 なるべく気を付けたいなと思っているのは、帝王切開の手術のシーン。手術シーンは、台本だけ読むとすごくカッコいいシーンになりそうだし、カッコよく演じたいなという役者の色気が出てくるとき。でも、そこは絶対に出したくないと思っています。実際は、カッコいい現場というよりも、赤ちゃんに集中する現場になるべきですよね。どうしてもこういった医療ドラマはカッコよく描かれがちで、「そこが不満なんです」と、前回の医療指導の先生からお聞きして、その言葉がすごく心に残っていました。なので、手術シーンやカッコよく描かれそうなところは、「赤ちゃんをここから新生児科に早くわたさなきゃいけない!」という本当のプロセスを大切に先生方に「実際の時間はどのくらいですか」と聞いたり「声の大きさってだいたいこのくらいですか」とか、叫んだりするんじゃなく、なるべくそこはウソがないように気を付けたいなと思っています 』
綾野さん
『僕も前回、神奈川県立こども医療センターと大阪のりんくう総合医療センターには行かせていただいて、素直に驚きました。けれど、そのときに既にサクラ先生が自分に入っていたのか、病院の赤ちゃんたちと会って同時に悔しさも感じました。
周産期医療というのは…キレイ事に聞こえるかもしれないけれど、未来のある場所なんです。ほかの科にはない、唯一「おめでとう」と言ってあげられる場所であるというところにウソがないようにと、病院でたくさん体感させていただきました。
僕たちがやっていることは、虚構でしかないけれど、でも「よーいスタート!」と「カット!」の間は、違う次元の中で鴻鳥サクラは生きています。
意識することが大事ですよね。自分自身がちゃんと感じる気持ちが一番影響します 』
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—綾野剛さんから最後のメッセージ
綾野さん
『 僕たちが何かを発言するのはおこがましいと思いつつも、ひとつの希望を持って言えるのは、人生を変えられる唯一の人間は、自分自身しかいないんだなと常に思います。
周産期医療の状態を見ていると、言葉では表現しきれない過酷さや、医師不足の問題など、いろんな問題を抱えています。それとはまた別でご家族の問題もあります。
僕たちが今出来ることと言えば、ちゃんと見つめ続けることだと思うんです。それは容易なことではないです。前作でも話が進んで行くうちに心が壊れていくことを体感していました。今作では、誰かが完全に壊れてしまう前に、僕たちが気づけられるようにしなきゃいけないと思います。けど、それは病院では毎日起こっていることなのだなとも思います。
自分たちに出来ることを『コウノドリ』を通して向き合って、たくさんの人に届けていきたいと思います。自分たちの想いと赤ちゃんに関して今、起こっていることを含めて、皆さまに受け止めていただけると幸いです 』
と、ここで、最後のあいさつを終える道すがら、2年前の『コウノドリ』に出演してくれた赤ちゃんを発見!
出口とは遠いところにいたのですが、サクラ先生が四宮先生の腕をとり、猛ダッシュ!!
感動で優しさあふれるあつ〜いハグをしていたサクラ先生。
綾野さん
『 僕たちが何かを発言するのはおこがましいと思いつつも、ひとつの希望を持って言えるのは、人生を変えられる唯一の人間は、自分自身しかいないんだなと常に思います。
周産期医療の状態を見ていると、言葉では表現しきれない過酷さや、医師不足の問題など、いろんな問題を抱えています。それとはまた別でご家族の問題もあります。
僕たちが今出来ることと言えば、ちゃんと見つめ続けることだと思うんです。それは容易なことではないです。前作でも話が進んで行くうちに心が壊れていくことを体感していました。今作では、誰かが完全に壊れてしまう前に、僕たちが気づけられるようにしなきゃいけないと思います。けど、それは病院では毎日起こっていることなのだなとも思います。
自分たちに出来ることを『コウノドリ』を通して向き合って、たくさんの人に届けていきたいと思います。自分たちの想いと赤ちゃんに関して今、起こっていることを含めて、皆さまに受け止めていただけると幸いです 』
と、ここで、最後のあいさつを終える道すがら、2年前の『コウノドリ』に出演してくれた赤ちゃんを発見!
出口とは遠いところにいたのですが、サクラ先生が四宮先生の腕をとり、猛ダッシュ!!
感動で優しさあふれるあつ〜いハグをしていたサクラ先生。
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2年前に出演してくれた赤ちゃんがいる!
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大きくなったねえ
3回にわたってお届けしました試写会レポート
今回で最終章です。
キャスト皆さんの想いは、改めて皆さんのもとに届いたでしょうか。
私たちの国の未来へと続く一歩。新たな命の物語が紡がれるまで、あと2日。
今回で最終章です。
キャスト皆さんの想いは、改めて皆さんのもとに届いたでしょうか。
私たちの国の未来へと続く一歩。新たな命の物語が紡がれるまで、あと2日。
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10月13日(金)スタートの『コウノドリ』第1話の放送をお楽しみに!!
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- 【23】2017.12.22 Fri.ありがとうございました!
- 【22】2017.12.15 Fri.命についてのすべてのこと
- 【21】2017.12.8 Fri.一番の味方
- 【20】2017.12.1 Fri.医師の決意
- 【19】2017.11.24 Fri.みんなが小松さんの味方
- 【18】2017.11.22 Wed.3年連続紅白出場おめでとうございます!
もっと見る- 【17】2017.11.17 Fri.2人のカエ
- 【16】2017.11.17 Fri.コウノドリコンサート クロストーク 公式サイトver
- 【15】2017.11.14 Tue.清塚信也さんお誕生日おめでとうございます!
- 【14】2017.11.10 Fri.ママと赤ちゃん
- 【13】2017.11.8 Wed.宮沢氷魚さんと清塚信也さんがトークイベントに登場!
- 【12】2017.11.3 Fri.いい母とは?
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