現場レポート：日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』

皆さま第1話、いかがでしたか？
1話に相応しく、止まっていた時間が再び動きだす…そんな様子で終わりを迎えました。
そして、そんな人間関係の歯車が動き出したラストシーンで流れた主題歌。なんと…B'zさんが担当してくださいました！
これは放送前に大将も言っていたようにまさに「すごい援護射撃」。B'zさんからのメッセージは「お知らせ」ページにて紹介させていただきました。作品の世界観に寄り添う新曲をつくってくださったということで、今後は歌詞にも注目してくださいね♪

1話はなにはともあれ、天才職人外科医・沖田先生の手術シーンに尽きると思います。
（とはいえ、そのほかにもお伝えしたいことはたくさん！それはまだ2話の放送までの間にお話しますね♪）
院長・虎之介さんの一回目の手術シーンだけでも実に9時間に及ぶ撮影！！
もしかしたら本当の手術とまったく同じ状況なのかもしれません…なぜならキャストたちはスタンバイ中もあまり現場を離れることもなく、隙さえあれば監修の先生と打ち合わせ。そして立ちっぱなし！！体力的にも精神的にも限界に挑戦！な撮影になりました。
キャストの皆さんは、スタンバイ中でも、自ら先生に声をかけて「動きをもう一回確認させてください」と自主練を繰り返していました。
しかしながら…撮影だけでなく、日々の生活の中で医療と向き合っているからなのか、当日に突然手術中のセリフが変更になって、申し訳なさそうに説明するスタッフたちに対して「大丈夫！」と頼もしい！

この一回目の手術は「沖田先生のお手並み拝見…」と、外科部長の羽村先生と井川先生を助手に進められていきました。
なので、この時は、及川さんと松山さんも先生を質問攻め！「手術中の手袋の中の布は見えていていいんですか？」「肌に触れてはいけないので、見えていてください」「ゴム手袋だからすごくツってしまう…」「そうなんですよね。僕たち医者も気になるので、よくワキワキと指を動かして調整していますよ！」「「なるほど〜（ワキワキ）」」と、すぐに実践^^
ちなみに、手術終わりに"パチンっパチンっ"と気持ち良い音を出しながらゴム手袋を外す動きを見せていた木村さん。この動きはご自身のアドリブだそうでモニターを見ていた先生も「カッコいいですねえ！今度マネしよっかな」と、逆に吸収されていたようでした♪

さらに、手術中、手は腰より下にさげてはいけないし、ヒジより上を触ってはいけないのだそう。上も下も清潔ではないゾーンだから、とのこと。そして、医療用語１つ１つがどんな意味かは理解していても、さすがにそれを使うことでどうなるのか…まで実践はしていない出演者たちにはわからないので、「デルニドを使うどうなるんですか」「デルニドをいれてから１〜2分くらい待たないと動きは止まらないので、そのくらいの間でルーペをおろしましょう」などなど、台本には書かれていないような細かい動きも、現場にいてくださる先生に逐一確認しながら、確認してもらいながら撮影が進んでいきました。

この最初の手術中、沖田先生とオペナース・由紀は初接触だったのですが、「僕が"バックアップ！"って言ったときにルーペをおろしてくれた由紀と初めて目があって、ここで初接触！としてみてはどうですか」と監督に相談する木村さん。「なるほど･･･」「その後の器具の受け渡しとかで、動きが良いっていう認識を2回目の接触にしたい」と、医療だけでなく、お話の部分も考えて撮影…となると、WEBスタッフだったらもう、てんてこまいでパニック間違いないです（汗）。

この日の手術シーンの撮影を通して、監修の先生たちからは「手術中の所作でこうしてみた方が良いですと、少しだけ言ったら30分後にはもう完ぺきに演じている…俳優さんたちは本当に素晴らしいですね！」と感動されていました。
キャスト・スタッフたちが一丸となって撮影を行った手術シーンとなりました。
急変後の虎之介さんの手術シーンは長くなってしまうので、また後編でお届けします！さらに監修の先生たち感動の沖田先生の技もレポートしますので、お楽しみに！


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