現場レポート

Vol.04 沖縄めぐり

2012.01.06

日曜劇場 『 運命の人 』 は、“ 沖縄返還密約事件 ” と呼ばれる約40年前に実際に起こった事件を基にした物語。
物語は、 「 密約 」 に関してのエピソードを中心に描いているのですが…忘れてはいけないのが、 「 沖縄 」 という土地。

2012年は、沖縄が “ 本土復帰 ” を果たして、40周年を迎える年なのです。
前回のレポートでは、そんな沖縄でのクランクインした様子をお届けしましたが、実は撮影自体は1日で終了!
移動時間の方が長く、初日からハードスケジュールで行われました。
どうしても 「 沖縄へいくこと 」 が重要な意味を持つシーンですので…みなさん、どのような映像に仕上がっているのか、楽しみにしていてください。

そんな撮影終了後、本木さんは 「 戸惑いながら幕が開けたというのが正直な感想です。けれど、沖縄でクランクインさせていただき、沖縄の土地のエネルギー、海、空、風に守られているような気持ちで撮影をさせていただきました 」 とおっしゃっていたのですが、沖縄の地に立ち、たくさんのエネルギーを吸収されたそうです。

そして、撮影が終了した翌日と翌々日は、本木さんご自身の希望もあり、沖縄の地をめぐる旅へ!!

嘉手納基地、ひめゆり平和祈念資料館、世界遺産・座喜味城跡、琉球ガラスの工房、平和祈念公園などなど、2日かけて丁寧にまわられました。ガイドの方の言葉に耳を傾け、沖縄の歴史を全身で吸い込んでいるような佇まいだった本木さん。

(写真)

様々な場所をめぐられた本木さん。

そんな2日間の感想をうかがうと、 「 恥ずかしながら私が深く知らなかった沖縄の傷口みたいなものをいくつか拝見させていただき、駆け足でしたが接することが出来ました。沖縄の人々を苦しめた不条理な事柄や苦悩を目の当たりにし、いたたまれない気持ちです。今回の経験により、ドラマの中で新聞記者として「沖縄の痛みを国民に訴えかける」というセリフが、よりリアリティを持って言えるような気がしました。今の気持ちを上手く言葉で表現できないのですが、たくさんのことを感じ認めることができたので、この思いを作品に込められるようにしたいと思います 」 と真摯に語ってくださった本木さん。


日曜劇場 『 運命の人 』 は1月15日よる9時スタートですので、お見逃し無く!!

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