インタビュー

鈴木有明役 城田 優さん

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このドラマのお話を聞いたときに感じたことというと?
 僕自身、音楽は大好きなので、ぜひやってみたいと思いました。何だか楽しそうな企画だなと感じました。
それから第1話の台本ができて、撮影の前に読ませていただき感じたことというと、当然、第1話で物語の全容が明かされる訳ではありませんが、主人公である真琴やその家族、そして真琴の同級生などなど、個性的なキャラクターが揃っているなということです。僕が演じる鈴木有明という男も、この先、話が進むにつれて真面目になるのか、それともふざけた方向へいくのか? いかようにもなるなという感じで、それこそ合唱部はまだ形にもなっていないという状態ですが、これから始まるというプロローグとして面白くなりそうだと思いました。

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今回演じられる鈴木有明という人物を演じる上でのポイントというと?
 まずキャラクター設定として、元々は音楽を愛する教師、指導者として、優れたものを持っていたけど、あることがきっかけで挫折して自堕落な生活をしている…というところからドラマが始まり、芳根京子さん演じる真琴に出会うことで音楽の魅力を再認識して、立ち直っていくという人物というものがあります。
そんな有明を「素敵に演じてください」というリクエストだけプロデューサーからいただいていますが、まず演じる上で考えたことというと、真琴が音楽や合唱を好きになった理由の一つが有明の存在なので、その部分はしっかり感じ取っていただけるよう演じなければいけないと思いました。カリスマ性とまでは言わないまでも、音楽を通して人としての魅力が滲み出ているような人物に見えるよう、どうしていこうかと考えています。それというのも、無精ひげで頭もボサボサという様に、ものすごく自堕落なところからドラマがスタートするので、そこから再び音楽への情熱に駆られていく有明を、どう軌道修正していけば良いか、ちょっと悩みどころではあります。
ただし、キャラクターが180度ガラリと変わるのもおかしいと思うので、有明という人間の根本的な部分は変わらない要素として考えています。どちらかというと、ちょっと軽めでユーモアのセンスもある男としてキャラづくりをしているので、そこは崩さず演じていきたいと考えています。

このドラマで集まった若い世代の出演者の印象というと?
 まず、1000人からのオーディションで見事、主演に抜擢された芳根京子さんは目が真ん丸でウサギさんのように可愛い方ですよね。僕の妹と同世代なのですが、妹とはまたちょっと違うのだけど、何だかお世話してあげたくなるような存在です。もちろん、可愛いだけではなくて、このドラマの主演として頑張らなきゃいけないという意気込みや熱意も持ってらっしゃいます。本当に、これからの成長が楽しみな女優さんだと思います。ドラマの中でキーマンの一人となる志尊淳くんも、とてもイケメンですし、彼の真っ直ぐな目力は、役の上でもすごく活かされるでしょうね。
その他のみなさんも個性的ですごくバランスが取れていて、芳根さん演じる真琴と、志尊くん演じる快人を中心に、合唱部がエネルギッシュに生まれ変わっていくと思うのですが、若い後輩たちに囲まれて僕もエネルギーを分けてもらいつつ、"Over Drive"していければいいなと思っています(笑)。

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ルーキーズで生徒を演じてから数年後、先生を演じられるお気持ちは?
 7年前に『ルーキーズ』で教師役を演じた佐藤隆太さんは、役を超えたところで僕たちにいろんなことをしてくれました。それと比べるべきものではないかもしれませんが、このドラマに教師役として携わるのであれば、そして、きっと生徒を演じる方たちよりは音楽の経験値も知識も持っていると思うので、ドラマの中ではありますが、音楽の楽しさを知っていただき、いろんな経験を積んでほしいと考えています。
本当の教師になったことはありませんが、彼ら後輩よりは10年ほど経験を積んできているので、僕が持っているものは分けてあげたいですし、クランクアップを迎えるまで、自分の教え子として接することができれば嬉しいです。

生徒役の出演者による合唱を聴いた感想は?
 正直に言わせていただきますが、まだまだです(笑)。ただし、この物語として、一流の合唱部員のお話ではないので、演じる彼らが、合唱においてピッチやテンポのバランスが全て取れている人たちでなくてもいいとは思います。しかし、それとは矛盾することですが、ドラマを観てくれる方たちに歌声を聴いてもらうわけですから、合唱の精度はもっともっと上げていかなければいけないと思います。僕自身、音楽やミュージカルに携わっている身として、人に感動を届ける素晴らしさや、その難しさは知っているつもりです。テレビの画面を通してその感動を届けるということは、さらにハードルは上がりますので、そこのところを彼らにはもっと感じてほしいですし、終盤へ向けてステップアップしてほしいです。

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ご自身も歌うシーンがあるそうですが…
 第1話の回想シーンで歌っているほか、今後、瀬山先生を演じる神田沙也加さんと歌うシーンもあったりしますが、今のところできている台本には、キチンと歌うシーンはまだありません。今後どうなるかわかりませんが、いつかドラマで歌を歌う役はやってみたいと思っていたので、この先がすごく楽しみです。

ズバリ、城田さんにとって"歌"とはどんな存在ですか?
 いつも思っていることは、僕の頭の中では常に歌や音楽がなっているんです。24時間、音楽がないと止まってしまうという感覚があります。映画ではシーンに合わせていろんな音楽が流れますが、それと同じで、何をするにおいても、そのシーンに合わせた歌や音楽が頭の中で鳴るんです。なので、歌や音楽がないと、僕の人生は本当に色あせたものになってしまうと思っています。それだけ、人生において重要な要素だと感じています。

最後に、このドラマのどんなところを観ていただきたいですか?
 やっぱり歌、合唱でしょうね。ドラマの中ではいろんな人間関係なども描かれますが、まずは音楽が持っている力を感じていただきたいです。音楽や歌は、人種や言語の違いを飛び越える力を持っているので、このドラマを通して、歌や音楽が持つ魔法の魅力を届けられたら嬉しいです。また、彼らの合唱がその魅力を届けられるよう、彼らを導きたいと思いますし、そうできるよう僕も頑張りたいと思います。

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