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インタビュー

瀬山えみり役 神田沙也加さん

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このドラマのお話を聞いたときに感じたことというと?
 学園モノのドラマというと“部活動”を舞台とした作品の場合、運動部というか体育会系のものが多いと思うのですが、今回のドラマは合唱部ということで、どんなお話になるのか興味を持ちました。また、学園ドラマって、登場人物それぞれに焦点を当てて描かれる群像劇でもありますし、私自身、そういった作品が好きなので、撮影現場へ入るのがすごく楽しみでした。

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先生役としての出演に思うことというと?
 最初に思ったのは、先生に見えるかどうか? ということがものすごく心配でした。普段はえみり先生が着ているようなスーツは着ないので、すごく違和感がありましたが、ある日から、スーツを着た瞬間にシャキッとした感覚を覚え、良い感じに役が入ってきているなと思えるようになりました。それと、普段の生活の中で学生さんを見たとき、教師目線で見ている自分に気が付き、自分の中で良い変化が出てきていると思います。

今回演じられる瀬山えみりという先生はどんな人物だと思われますか?
 まだ物語の中では、えみり先生についてそれほど描かれていないので、ちょっとクールな感じの女性のように感じてらっしゃる方も多いと思うのですが、第3話ではえみり先生の笑顔が見られて、またちょっと違った印象を持たれたと思います。たぶん、音楽がとても好きで、また生徒に対しても愛情を持っているのですが、それを上手く表に出せない、ちょっとツンデレなところがあると思います。そんなところもあって、あまり自分を表に出さず、事なかれ主義的な態度になっているのだと思います。

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そんな瀬山先生を演じる上で気をつけているポイントというと?
 役柄上、生徒に対して何か怒ったり呆れたり、または諭したりしていることが多いのですが、ただ冷たく言うのではなく、えみり先生なりの考えと愛情を持って接しているように見えるよう意識しています。
 ただ、話が進むにつれて、えみり先生の心境にちょっと変化が現れます。それは、城田さんが演じる有明先生の影響によるものなのですが、合唱部の生徒を前のめりで応援するようになってきます。でも、少しから回りしているようなところもあって、そういったシーンはかわいらしい女性に映れば良いなと考えています。

撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?
 ホント、みなさん仲が良くて、いろいろグループメールでやり取りをしているんです。私も入れてもらっているのですが、今現状のえみり先生と生徒の距離感を考えて、メールが送られてきても特にコメントをしないようにしています。でも本当は、「もっと中に入ってきてください」と言われたいという感覚を、これからのえみり先生の描かれ方に重ねているところです(笑)。

主演を務める芳根京子さんの印象というと?
 もう本当に“ダイヤの原石”という言葉がピッタリだと思います。テレビ画面を通して視聴者のみなさんを惹き付けるのはもちろんですけど、撮影現場のスタッフさんたちも惹きつけるエネルギーを潜在的に持っている方だと、初めてお会いしたときから感じていました。それにしても、本当に可愛くて仕方がないです。

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城田さんとの共演は初めてとのことですが…
 城田さんと共演された方や仕事をされたことのあるスタッフさん、それとお兄さんとはお会いしたことがありまして、お話はよく聞いていたので、初めてお会いしたときには「はじめまして」という感じもなく、すんなりと撮影に入ることができました。
 舞台の仕事もされてらっしゃいますし、歌に対してもキチンと声楽のレッスンもされていて、何かシンパシーのようなものを感じます。撮影現場では本当の先生のように生徒役のみなさんと接していて、合唱のことなどに関してもいろいろとアドバイスをされているのですけど、私も城田さんから「生徒への指導をお願いします」と権限をいただいちゃいました(笑)。なので、大したことは言えませんが、私の中で何か気づいたときには、アドバイスさせてもらっています。
 合唱って、それぞれの個性が束ねられて魅力的なものになるのですが、みなさんが聴いて感じることよりも想像以上に難しいんです。自己を出すだけではなくて調和を図ることがポイントなのですが、芳根さんをはじめ合唱部のみなさんは、本当にどんどん上手になっていますね。

これからの展開で楽しみにされていることというと?
 撮影へ入る前に全体のプロットはざっくりと聞いていましたが、いざ撮影が始まってみると、有明先生の問題や優里亞ちゃんのお話など、割と早いペースで解決していくので、それからどこへ向かっていくのだろう? と私も考えているんです。何かコンクールを目指すのかな? とか。物語が進む中、この先もいろいろと伏線が張られていくと思うのですが、それらを回収していきつつ、最後は、合唱部の今以上の結束が描かれるだろうと考えています。

最後に、このドラマのどんなところを観ていただきたいですか?
 まずは、定番の合唱曲ではなくて、意外な曲が合唱にアレンジされて聴けるというのは、すごいことだと思います。Jポップも登場しますし、もちろん懐かしい曲も歌われますので、そこは楽しみにしていただきたいです。
 登場人物の人間関係としては、合唱部は部員が集まって一応、廃部は逃れましたけど、廃部推進する天草先生もいますし、この先どうなるのかわからないことがたくさんあると思います。そんな中、合唱部の団結力や友情などを通して、いろんなことを感じていただけると嬉しいです。

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