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磯山Pの撮影日記

vol.11

2012年12月12日

いよいよ最終回ですねえ。
皆さんに「終わるなんて寂しすぎる!」と言っていただけて、非常に嬉しいし、光栄なのですが、制作側としての正直な気持ちの中には、
「はーっ、もう少しで無事にオンエアが終わるー」というものもあります。
何といっても4カ月の間、スタッフ・キャストに何の事故も無く、制作も滞りなく進み、10回分放送をする、というのが私に課せられた最小限の責任ですから…。超重い肩の荷が下りるというものです。
さて、最終回ともなると堺さんのクランクアップについてのお話は避けて通れません。今年は1月〜2月から映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』を撮影していたので、2012年度は本当にずーっと堺さんのお顔を、そしてそのお芝居をモニター越しに現場で、編集室で、MA室で見続けた気がしています。(余談ですが、私はドラマ『リーガルハイ』の大ファンなので、4月クールも「古美門先生」として堺さんのお顔をガン見していたのですが…)
で、想像していた通り、クランクアップした瞬間の堺さんは、それはもう本当に晴れ晴れとした表情でした。そんな堺さんを見て、去年から今年にかけて、かなりの日数、「大奥」にその身を捧げていただいたんだなあとしみじみ思いました。
堺さんは『大奥〜誕生』の顔合わせの際に、「これは綱吉という怪物を世に生み出すために、呪いをかける物語だと思っています」とおっしゃいました。その時は内心「ずいぶん大仰な言い回しだなあ」と感じたのですが、実際に連ドラとして有功と家光の物語を紡いでみると、最初に有功が還俗させられてから、そして有功が玉栄に「上様のお側に上がり、御子をなせ」と頼んだあたりからは確実に、「綱吉を生み出すための呪いの物語」以外なにものでもない!と改めて思いました。よしなが先生も打ち上げで同じことをお話されていて、私もまったく同感だったのですが、堺さんがおっしゃることって、正直最初は『?』なんだけど、後で、ああ、なるほどこういうことだったのねって思うのです。本当に頭の中を覗いて、どうなっているのか見たい人です。
また、「これは家光の成長の物語です」というのは、堺さんがナビ番組の時に仰ったことですが、実際に多部さんの表情もお芝居も、1話と10話では本当に違っていて、多部さんの中の変化も相まって、「凄い!」と唸らざるを得ない家光の成長を皆で目撃しました。それも、堺さんの言う通りだったんです…。
おそるべし、堺雅人…というのが私の感想です。
本当に堺さん、お疲れさまでした。
打ち上げなどのお話は、また追って書きますので、お楽しみに…。
そして金曜日は最終回の放送です!
最終回は、オリジナルエピソードが多くて、台本を作るのも大変でした。
原作のその部分がとても短いので。でも、なんとか納得いくものになったと思っています。とにかく最終まで見守って下さい!

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