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2019.07.12

大泉洋さん インタビュー

Q. TBS初主演、池井戸作品初出演となります。
そうですね。今までは日曜劇場のファンとして視聴者目線で拝見していました。なので今回出演させていただけるのは、本当に光栄で嬉しいです。ただ、TEAM NACSの僕以外の4人は日曜劇場にすでに出演していて、出演した連中が口を揃えて「大変だった」て言うんですよ。それまではずっと他人事だったので「大変そうだね〜」とか「うわ、それはキツイわ」みたいな感じで、ニヤニヤ笑ってたんですけど、ついにやってきたなと(笑)。今度は俺の話を聞いて、他の4人がニヤニヤするんじゃないんですかね。

Q. 実際に撮影してみていかがですか?
大変ですね。今はまだそこまで暑くないですけど、これから40℃近くになったらどうなっちゃうんだろうと思いますね。一番ヤバイのは、髪。天然パーマなので、湿気と汗でどんなにメイクさんにアイロンで伸ばしてもらっても、どんどんカールしていくんです(笑)。かといって、クルクルカールのままで出ると、デキる男感が出ない。メイクさんには充電式のアイロンを2個は用意してもらうようにお願いしました(笑)。

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Q. 台本など、作品から受けた印象は?
撮影が始まる前に「日曜の9時に国民が元気になる、そういうドラマにしますから、僕は!」と福澤(克雄監督)さんがおっしゃっていたんです。あの体格で力強くそんな風に言われたら、みんな魔法にかかっちゃうんですよね。我々役者陣もみんな「そうだ!日本国民を元気にするんだ!」って思いましたし(笑)。
福澤さん、池井戸さんのドラマの定番である、主人公の大演説のシーンは胸を打つものがありましたね。「かっこいいな〜、すごいな〜」と思いました。ただ、僕は若干ネガティブなところがあるので「本当にこんな長いセリフ言えるのか」と思うこともありました。福澤監督の作品には『LEADERS Ⅱ』で参加させていただいたことはありますが、やはりとんでもない緊張感がありました。でも、「日曜よる9時に国民を元気にする」という大きな使命があるのでそんなこと言ってられないです!

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Q. 演じる君嶋隼人について教えてください。
トキワ自動車の経営戦略室で未来を期待されるエリート社員としてキャリアを積んできていたのに、上川隆也さん演じる上司の滝川に異論を唱えたことで、本社から府中工場に飛ばされてしまう。左遷先の府中工場では、総務部長とラグビーチーム・アストロズのゼネラルマネージャーを兼任することになる人物です。
完全なヒーローではない感じがしますね。非の打ち所のない、どこから見ても正しい人ではないというか。少しズルいとこもある人という印象。最初に上司の滝川と対立したときも勝てると思ったから勝負に出たんだと思うんです。でも、勝ったと思ったら左遷されてしまった。1話では選手たちの前で、熱弁を奮っていましたけど、実はその裏には自分が本社に返り咲くための手段として使おうとしている部分もあったりして、打算的なんです。でも、そこが人間らしいといえば人間らしいですよね。

Q. 妻・真希や子どもたちとの家庭のシーンも見どころの一つですね。
松(たか子)さんが演じる真希が、君嶋をうまくハンドリングしてますよね。あしらい方がお上手。真希は「あなたの気持ちには毛ほども興味がない」とか言っちゃいますから。リアルですよね。リアルって言っちゃうと、僕の家庭がそうだと言ってるみたいで嫌ですけど(笑)。でもまぁ…気持ちは分かりますよね(笑)。

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Q. ラグビー選手たちとのシーンもあります。
ラグビーのドラマというと、『スクール・ウォーズ』が浮かぶと思うんです。でもあれは高校生たちの物語で、役者にラグビーをさせていた。でも今回は、社会人ラグビーチームの話で、日本代表選手だった方たちがたくさん出演されていて、ラグビー選手に芝居をさせているんです。そこが圧倒的に違う。これまで選手たちのラグビーの練習シーンも何回も見てきましたけど、本当に面白い! パス回しが美しいんですよね。しかも彼らの芝居がまた上手い! カメラの前に立ったらビビってしまうんじゃないかって思っていたら、全然そんなことなくて。よく考えたら、日本代表として何万人ものお客さんがいる前でプレイされていたわけだから度胸がすごいんですよね。監督と一緒に結構(芝居の)練習はしたと言っていましたけど、逆にいきなり俺がラグビーやれって言われたら、たぶん1年稽古したってできないですから。ちょっと悔しい気持ちになりましたね。

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Q. 作中では君嶋をはじめ、登場人物たちが逆境に立ち向かう姿が描かれています。大泉さんご自身は、逆境には強いですか?
ダメダメダメダメ(笑)。逆境とか、競うとか苦手ですね。その意味では、僕は本来池井戸作品のヒーローには絶対になれないと思います。素の僕が今回演じている君嶋の立場だったら「今年も負けちゃいましたね〜。仕方ないっすよ! 強いっすもんね。うちはお金もないし」とか言いながら諦めてラグビー選手と仲良くしてるんだろうな(笑)。1話で真希に提案されたみたいに滝川側につくということもないと思います。会社勤めの経験がないから誰についていくかとか、よく分からないんですよね。しいて言うなら事務所の忘年会で会長と社長どっちと飲みに行くのかぐらい(笑)。どうしてたかって? 1年おきにしてたと思います。去年会長に行ったから今年は社長の方だな、とかね(笑)。

Q. 最後に本作の見どころをお願いします。
経営戦略のプロだった君嶋が、会社の経営戦略のノウハウを使って、どうやってチームを強くしていくのか。企業経営、君嶋自身の再起がラグビーチームが優勝に向けて奮闘していく姿に結び付けて描かれているところが面白いと思います。
そして、早朝からとんでもない人数のエキストラの方々に集まっていただいたり、ドローンを多用したり、福澤さんらしい豪快で迫力のある映像になっていますので、ぜひご覧ください。

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