「運命の人」ストーリー紹介

第8話より

  • 有罪と無罪

    (写真) 三木昭子は懲役六月、執行猶予1年。弓成亮太は無罪。
    「申し訳ない」と謝る弓成をにらみ返した昭子の眼差しは、凍りつく程の憎悪に満ちていた。
    二人の明暗を分ける判決は、新たな戦いの引き金を引く事となった。

  • 記者会見を開く弓成

    “三木昭子の有罪判決には承服できない。政府の密約を広く国民にしらしめた功労者であり、無罪であるべき”と、訴える弓成。するとそこに、「昭子を利用した弓成が何故無罪で、英雄扱いなんだ!」と叫びながら昭子の夫・琢也が現れ、会見場は騒然となる。

  • 弓成無罪の判決に納得のいかない昭子

    (写真) 自分に対する有罪判決は受け入るが、弓成の無罪判決には納得がいかないという昭子。
    しかし坂元弁護士は、「弓成無罪が不服だというのは控訴の理由にならない。裁判は終わった」と無念そうに語る。坂元弁護士の言葉に呆れた昭子は、「私は私のやり方で戦い続ける」と告げる。

  • 佐橋前総理大臣にコメントを求める山部

    (写真) 読日新聞記者の山部は、佐橋前総理大臣に“弓成の無罪判決”に関してのコメントを求める。「控訴審では見識ある判決が下されるはず」という佐橋に山部は、「まるで公判を指揮しているかのような口ぶりだ」と厳しく批判する。

  • 無罪を喜ぶ由里子、弓成の両親

    弓成無罪判決を喜ぶ由里子と、弓成の父・正助、母・しづ。
    “由里子が弓成を支えてくれたおかげ”と父・正助は、由里子に感謝の気持ちを述べる。
    その会話を聞いていた弓成は、「君に喜んでくれたことが何よりも嬉しい」と言い、「家族の新しい門出にしたい」と、新婚旅行で訪れた日光への家族旅行を提案する。

  • 弓成を暖かい眼差しで迎える社員たち

    勝利を勝ち取った弓成に対し、「上層部も記者復帰にノーとは言わないだろう」と喜ぶ司(つかさ)論説委員。その言葉に弓成の表情も和らいだ。

  • 三木昭子の告白手記

    (写真) 週刊潮流に、「私の告白 三木明子」という告白手記が掲載される。
    その手記は、嘘と誇張で溢れた弓成との関係が赤裸々に綴られており、憎悪と悪意に満ちていた。
    弓成に対する周囲の空気は、祝福から侮蔑へと一変していった。

  • 昭子の手記を読む由里子

    (写真) 昭子の手記を目にし、やるせなさが募る由里子。
    追い討ちをかけるように、父・泰造の体調が悪化したと連絡が入る。

  • 手記の内容に喜ぶ三木琢也

    昭子の手記を読んだ夫・琢也は、「私への謝罪や感謝の言葉が書かれている。新聞ジャーナリズムに対する、週刊誌からの痛烈な有罪判決」と喜ぶ。

  • 控訴を発表する検察

    (写真) 昭子が発表した手記はワイドショーで取り上げられるなど、世の関心を集めた。
    そして、世論の追い風を背に、検察は控訴を発表する。

  • 苦情の電話が殺到する毎朝新聞

    昭子が発表した告白手記によって、毎朝新聞に苦情の電話が殺到。部数は落ちる一方であった。そんな中、皆で勝ち取った勝利を無駄にしないため、「新聞記者として真実を報道し続ける使命があると思っている」と大館社長に告げる弓成。しかし、「控訴審で無罪が確定した際には、休職を解いて記者に復帰して貰う。それが私に下せるギリギリの決断だ」と冷たく言い放つ大館社長。

  • 弓成を元気づけようとする山部

    (写真) 沖縄返還の真相を書けるのは弓成しかいない。新聞に書けないなら、本を出す手もある、という山部。
    山部の言葉を受け、佐橋に対する静かな怒りを胸に抱く弓成。

  • 佐橋政権の沖縄政策を検証する弓成

    1974年春。
    弓成は、佐橋政権の沖縄政策を検証する作業に没頭する。

  • 由里子を心配する父・泰造

    父の看病のため、実家に通い続ける由里子。
    そんな由里子に父・泰造は、「穏やかな幸せを手に入れて欲しかった」と無念さと悔いる言葉を述べる。

  • ワイドショーに出演する昭子

    (写真) 弓成の無罪判決は不服であると訴え、ワイドショーに出演する昭子。
    「弓成記者は恐ろしい悪魔です」と言う昭子の映像を見た弓成一家は動揺する。そして、「パパは正しいから無罪になった」「またスクープを書くんだよね」という子供たちの言葉にいたたまれなくなる弓成。

  • 「家族と向き合うべき」と弓成に告げる鯉沼

    由里子の父・泰造の見舞いへ行くも、義母・加世に追い返される弓成。
    するとそこに鯉沼が現れ、由里子が睡眠薬を処方してもらっていること、弓成の件が原因で洋一が野球部を辞めたことを聞かされる。由里子と向き合うべきだという鯉沼に対し、「決心がつかない」と濁す弓成。「家族を救うのに何の決心がいりますか?」と畳み掛ける鯉沼。鯉沼の言葉の奥に、由里子への秘めた強い愛情を感じた弓成は、正直に感情をぶつけてくる鯉沼が眩しく感じられる。

  • 弓成の書置き

    「暫く一人で先々の事を考えたい」という書置きを残し、弓成は北九州の実家へ戻ってしまう。

  • 原稿を書きなぐる弓成

    実家に戻った弓成は、佐橋政権に関する自分なりの検証をまとめようと、原稿を書き続ける。

  • 東京の自宅へと向かう弓成

    弓成が自宅を離れてから半年。
    控訴審の打ち合わせで上京した弓成は自宅へと向う。
    そこには、鯉沼と楽しそうに出かけて行く由里子と子供たちの姿があった。
    動揺を隠せない弓成は、思わず姿を隠してしまう。

  • 外で働きたいという思いを鯉沼に伝える由里子

    (写真) 由里子たちは、「たまには外に出て、気晴らしした方が良い」と鯉沼に誘われて、公園に出かけたのだった。
    久しぶりに気分転換が出来た由里子は、「子供たちの手もだんだん手がかからなくなるので、外で働きたい」と鯉沼に話す。

  • 「弓成青果」を継がないかと提案する父・正助

    (写真) 事の真相を知らない弓成は東京から戻って以来、悶々とした日々を送っていた。そんな姿を見かねた父・正助は、新聞記者を辞め、実家の弓成青果を継がないか?と弓成に告げる。
    しかし、「俺がしたいのは書くこと以外ない!」と悲痛な表情で答える弓成。

  • 父・正助の体調

    弓成は母・しづから、父・正助の体調が思わしくなく、長くないかもしれないと聞かされる。
    実家を継いで欲しいという母・しづにも、「俺は新聞記者なんや」と申し出を断る。

  • 会社面接を受ける由里子

    妹・芙紗子の夫の紹介で、会社の面接を受ける由里子。
    しかし、勤務経験も資格もなく、38歳である由里子の希望は叶わなかった。

  • 弓成の決意

    東京の自宅へ戻った弓成は、「子供たちのためにも、別れた方がいい」と由里子に話す。しかし、「たった一人で国家権力と戦う新聞記者を支えていく道を選んだ私の二年間は何だったんですか?苛められてもパパは立派な新聞記者だと信じた子供達の二年間は何だったんですか?」と詰め寄る由里子。そして、「別れる別れないを決める権利ぐらい、私にあってもいいんじゃないでしょうか」と涙ながらに訴える。

  • 離婚を告げられる琢也

    坂元弁護士事務所にて、「離婚したい」と昭子から告げられた琢也。

  • 新婚旅行で訪れた日光へ行く由里子

    (写真) 昭子と琢也の出演するワイドショーを見てしまった由里子は、苦しみから逃れるように歩き続けた。
    そして、訪れたのは新婚旅行で訪れた日光。
    そこで由里子は、弓成が滝の前にある崖から落ちる姿を目撃するが、電話の音で目が覚め、夢であったと安堵する。由里子に電話をかけてきたのは、突然いなくなった由里子の身を案じ、行き先を探していた芙紗子であった。

  • 田淵角造総理退任

    金脈問題で、田淵角造が総理の座を退く。

  • ノーベル平和賞を受賞した佐橋

    (写真) 1974年12月、佐橋はノーベル平和賞を受賞。
    1975年春、ノーベル平和賞受賞講演会を行う。

  • 弓成と佐橋の対峙

    (写真) 佐橋のノーベル平和賞に納得のいかない弓成。
    講演会を終えた佐橋を待ち伏せし、「佐橋政権は全世界からの厳しい審判に晒されるべきであり、貴方が沖縄の未来にどれ程の傷を負わせたが、私は国民に訴える義務がある!」と怒りの眼で言い放つ。

  • 昭子の思い

    増見検事は、弓成の取材行為の違法性に焦点を合わせるため、昭子に協力を求める。
    弓成に自分と同じ絶望を味合わせ、必ず有罪にしてくれるならば協力すると昭子は応える。

  • 佐橋元総理の死を知らされた弓成

    佐橋政権に関する原稿を憑かれたかのように書き続ける弓成。
    しかし山部から、「佐橋元総理が亡くなった」と聞かされる。
    最大の敵を失った弓成は、失意のどん底に落ちる。

  • 弓成の控訴審が行われる

    検察は弓成の取材方法には違法性があったと尋問する。
    さらに、昭子からの供述調書(※1)を朗読し、三木昭子への同情を誘う。そのインパクトは絶大だった。
    ※1被告人などから事実を聞き取り、作成した書面のこと。

  • 控訴審の判決

    (写真) 1976年7月、控訴審の判決日。
    二審の東京高裁は弓成有罪の判決を下す。
    懲役四月、執行猶予1年。
    予期せぬ逆転有罪判決だった。

控訴審の判決に無念をにじませる弓成。
新聞記者として復帰する希望も叶わず、弓成は最高裁の判断を待つことになる。
そして最高裁の下した判決は…!?ついに終幕へ!!次回をお見逃しなく!!

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