インタビュー

大森南朋さん[山部一雄役]

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出演が決まった際の、率直な感想をお聞かせください

『運命の人』の脚本を書かれた橋本裕志さんを以前から存じ上げていましたので、概要を電話で伺いました。1970年代の社会派ドラマで骨太な作品になりそうだなと感じました。また、主演が本木さんということでしたので、ぜひ出演してみたいと思いました。

脚本を読んでみていかがでしたか?

実際に起った事件が元となっている作品ですので、当時の資料やビデオを拝見させていただきながら読み進めたのですが、現在も裁判は続いていますし、引きずっている部分もありますが、とても興味深い物語だなと思いました。

本木さんとの共演はいかがですか?

10代の頃、本木さんが出演されている作品をたくさん拝見しましたので、共演できて嬉しいです。 本木さんは、姿勢がいいですし、眼光が鋭いですし、非常に素敵な方です。弓成を演じているときは、力強いですし、ドキっとするほどキレイな顔をされています。僕としては、ただただ“共演できて嬉しい”のひとことです。

大森さん演じる山部一雄はどのような人物ですか?また、演じる上で注意している事はありますか?

山部はエリート新聞記者で、とても仕事が出来る人物です。政治用語や記者用語など、専門的なセリフがたくさん出てくるので、言葉遣いには気を遣いました。難しい言い回しを自然に演じられるようにしなければと。 あとは、本木さん演じる弓成と山部の距離感…友情なのか?ライバルなのか?に関しては、非常に意識して演じました。

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弓成と山部の距離感ですか?

そうです。新聞記者である2人にはライバル以上の深いつながりがあったんじゃないかなと感じました。ただ、それが分かりやすく台本に描かれているわけではないので、絶妙なバランスで出せるようにしたいなと思っていました。それを出しすぎて青春っぽい感じにならないように、監督やプロデューサーと話し合いながら演じました。とはいえ、その微妙な距離を保つことが一番難しい部分ですので、ハマっていればいいなと思っています。

大森さんご自身から見た山部一雄は、どんな人間ですか?

自分の思ったことにまい進し、自分の考えを押し通していくという、“ゴリ押し”でうまくやれている人物ですね。ただ、弓成に対しては、仲間意識というか“優しさ”がありますね。台本が進むに連れて、「こんなことするんだ!」「こう来るか!」という山部の人間味のある部分は、演じていて楽しいでね。

最後にメッセージをお願いします

日曜劇場『運命の人』は、沖縄返還密約問題をテーマにした作品です。骨太の見ごたえのある作品になっていると思いますので、ぜひご覧ください。

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