「運命の人」ストーリー紹介

第7話より

  • 吉田前アメリカ局長が証言台に立つ

    (写真) 大野木弁護士の反対尋問に対し、極秘電信文は交渉の途中経過であり、最終合意は口頭で行われたという吉田前アメリカ局長。“最終合意と関係がない”と言うのなら、その文書を漏洩した弓成と昭子を国家公務員違反で告発した事は行き過ぎではないかという大野木弁護士に対し、“交渉経過が外部に漏れれば両国の信頼関係は著しく損なわれる、告発は当然の処置”と言い切る吉田前アメリカ局長。鋭い大野木弁護士の追及にも、「存じ上げない」「知らない」「理解の及ぶところではなかった」と吉田前アメリカ局長は白を切り続けた。

  • 愛川前外務大臣、現大蔵大臣の証人申請

    (写真) 弓成は吉田前アメリカ局長の証言だけでは足りないと、当時の外務大臣である愛川を法廷に呼ぶことはできないかと提案する。証人申請に応じなくとも、その事情を徹底的に取材し、新聞紙上で密約を問い直す道もあると意気揚々と語る弓成。休職中の弓成にとっては、裁判だけが密約を問える場所であった。

  • 読日新聞記者・山部に証人として出廷して欲しいと依頼する弓成

    毎朝以外の記者を証人として呼びたいという弁護団。弓成は、山部に証人として出廷して欲しいと依頼する。そして山部は、快く弓成の依頼を引き受ける。

  • 週刊潮流の松中と密会する昭子

    “法廷の場だけでは思いは伝わらない。事件の真実を世に問うべきではないか”という松中。
    しかし、昭子は何も語らずに席を立った。

  • 八雲家を訪れた弓成一家

    (写真) 1972年が幕を閉じ、1973年となる。
    八雲家を訪れ、由里子の父・泰造と母・加世に侘びを入れる弓成。

  • 由里子を心配する母・加世

    (写真) 弓成からの謝罪を受け入れつつも、いとこである鯉沼玲と人生をやり直しなさいと由里子に告げる加世。目を逸らそうとしても亮太に裏切られた事実は消えない。裁判に勝ったとしてもそのわだかまりはくすぶり続けると忠告する。

  • 家族の姿

    凧をあげる弓成、洋一、純二。
    ざらついた心でその光景を見ていた由里子だったが、何度うまくいかなくても懸命に凧をあげようとする3人の姿に安らぎを感じていた。

  • 愛川大臣の証人喚問を請求

    (写真) 十時警察庁長官は、“愛川大臣の尋問は拒否できる、心配には及ばない”と佐橋前総理に告げる。「裁判を早く終わらせて弓成を黙らせてくれ」と圧力をかける佐橋。

  • 山部への忠告

    読日新聞の編集局長から、“他紙のスキャンダルに関わる事には賛成できない”といわれた山部。また曽根川からも、“証人出廷はどうするつもりか?”と無言の忠告を受ける。しかし、「新聞人には守るべき正義がある」と山部は答えた。

  • 証言台に立つ山部

    「新聞記者は正しい情報を得る為に常に取材相手をそそのかしており、そそのかしなしに取材など成立しません。これが罪になるなら、新聞、テレビ、雑誌、あらゆる放送関係者が刑務所に入らなければなりません。そして政府は、悪事すらも密約という名の下に隠蔽して構わないことになってしまい、民主政治は崩壊します」と山部は力強く証言する。

  • 佐橋前総理の事情を聞かされた弓成

    弓成は山部から「佐橋前総理にノーベル平和賞を与える動きがある」と聞かされる。さらに山部は、被告人質問で昭子を徹底的に責め、裁判に勝って新聞記者に戻って来いと弓成を触発する。

  • 被告人質問の予行練習をする昭子

    そそのかし罪を成立させるため、坂元弁護士は昭子と被告人質問の予行練習をする。

  • 大野木弁護士にあるものを託した由里子

    (写真) 山部から「昭子が哀れな女を演じれば、弓成が不利になる」と聞かされた由里子。さらに別日には、週刊潮流の松中が「昭子から話を聞いている。由里子からも話を聞きたい」と接触してきた。不安を掻き立てられた由里子は、決意のもとに、大野木弁護士を訪ねる。そして、被告人最終質問を傍聴したいと告げ、“昭子のウソを覆す証拠”を大野木に差し出す。

  • 裁判所へ向かった由里子

    被告人最終質問に訪れた由里子は、裁判所の前で昭子と遭遇する。お互い無言で対峙するが、すぐに報道陣に取り囲まれてもみくちゃにされてしまう。

  • 大野木弁護士からの提案

    被告人最終質問が行われた。昭子が一方的な被害者だと印象づいて終われば、弓成が不利だという大野木。昭子の虚偽供述に対して責めることを極力控えてきたが、少し抵抗してみないか…と由里子から預かった“もの”を弓成に手渡す。それは、昭子が弓成にプレゼントした“青いネクタイ”だった。戸惑う弓成に対して、「弓成に記者に戻って欲しい」という由里子の願いを代弁する大野木。しかし、自分だけでなく昭子の無罪も勝ち取れなければ勝ったことにならないと弓成は言う。

  • 昭子への尋問が始まる

    (写真) 弓成に強引に関係を持たされて脅されたという供述を続ける昭子。検事からの反対尋問でも声を震わせ、哀れな女を演じ続けた。そんな中、大野木弁護士は、“何故、弓成の誘いを断らなかったのか?」「避けなかったのか?」「逃げなかったのか?”と昭子を追い詰めていく。そして最終的には、「弓成への好意を表現したくて、何か贈り物をしなかったか?」と質問し昭子の動揺を誘うが、弓成の気持ちを尊重し、由里子から預かったネクタイを公にはしなかった。

  • 弓成の思い

    (写真) ネクタイを大野木弁護士に預けたことに関して、弓成に謝る由里子。「新聞記者に戻って欲しかった」と言う由里子に、「一人になって考えたい」と告げる弓成。

  • 由里子を気遣う鯉沼

    被告人最終質問を傍聴した鯉沼は、由里子を心配し「送っていく」と声をかける。 “弓成を支えて裁判に勝てば、自分も救われると無理に言い聞かせていただけかもしれない。あの女に負けたくない”と鯉沼に話す由里子。由里子を想う鯉沼は複雑な心境であった。

  • 松中と密会する昭子

    (写真) 昭子の思いを手記として発表すべきだという松中。しかし昭子は、この判決で事件の全てに決着を付けたいという。

  • 弓成の退職を促す毎朝新聞・大館社長

    (写真) 裁判の結果に関係なく、一審判決を機に、弓成にケジメを付けさせろという大館社長。
    上層部の意思を弓成に告げた司と清原だが、共に徹底的に戦おうと話し合う。

  • 判決の時が訪れた

    (写真) 三木昭子は懲役六ヶ月。但し、この裁判の確定した日から一年間、刑の執行を猶予された。
    弓成亮太は無罪。
    判決は、2人の明暗を分けた。

弓成と三木昭子に対する判決は明暗を分け、マスコミは弓成を時代の寵児のように持ち上げる。弓成への屈折した気持ちを抱きこの裁判を闘い続けてきた昭子にとってそれは到底耐えられるものではなく、彼女の攻撃はますます暴走していく。それは弓成と由里子の夫婦関係にも影響を及ぼしただけでなく、新聞記者復帰の願いも遠ざける、とてつもないインパクトだった…。第8話をお楽しみに!!

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