インタビュー Vol.6
- 今回演じられる柳川の人物像について…
- 柳川は、毅然としていて自分が疑問に思ったことは徹底して調べる、かつて“名刑事”と呼ばれた人物です。定年退職したものの、アタルの脱獄を契機に“定年前に一番ひっかかっていた事件”を、もう一度自らの手で捜査しなおそうと行動する。演じる上では、台本に書かれている柳川という人物を素直に演じようと思います。
- 柳川を演じるにあたり役作りとして気をつけた点はありますか？
- （写真）
まずは、柳川という人物を、自分の思うように（自分の感じるままに）演じようと思います。
その上で、監督に見ていただき、「それはちょっと違う」というところがあれば、監督の意見を取り入れて演じていこうと思います。監督の演出に従う素直さが、私の取り柄ですから（笑）。
あとは、気をつけている点ではないのですが、今までのドラマで見る刑事というのは、“かっこよすぎる”ところがあるなと。ですから、リアリティを持って元刑事・柳川を演じることが出来ればと思っています。
- 共演者の方々とお会いしていかがでしたか？
- 若い方々と一緒にお仕事が出来るのは非常に楽しいことです。市原くんとは今回初めてご一緒するのですが、衣装合わせのときに握手を交わしましたら、非常に力強く、『ランナウェイ』という作品に対しての彼の熱さを感じました。また別の日には、脱獄メンバー全員で挨拶に来てくれました。市原くん以外のメンバーからも同じように熱さを感じました。
若い方々と一緒にお芝居をして、感じ合い、吸収し合えるものがあるといいなと思っています。
- 今後、お芝居で楽しみにしているところはありますか？
- （写真）
柳川は役柄的に、“アタルを気にかけ、父親のような目線でアタルを見ている”と思われるかもしれませんが、正直私は「父親のような刑事であろう」とは全く考えていません。市原くんと台本どおりに演じていき、自然とどのような関係になっていくのか、市原くんから刺激を受けて触発され、それによって私が演じる柳川の人物像がどのように変わっていくのか、今から楽しみにしています。
とにかく、リアリティを持ったきわめて普通の刑事を人間くさく、柳川という1人の人間として演じたいです。
バックナンバー
