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インタビュー Vol.4

菅田将暉さん ーー加賀美瞬役

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台本を読み終えての感想を教えてください。
すぐに読めてしまったので、「すごくスピーディーかつ面白い作品なんだな…」と思いました。
さらに、実際本読み(出演者たちで台本を読みあう)をみなさんとしたら、楽しかったんです!お芝居することが純粋に楽しい、というところもあると思いますが、登場人物が全員魅力的ですし、物語の日常と非日常が対象的で面白い作品になるだろうなと思いました。
本当に幅広い年齢層の人たちに見ていただける作品だと思います。お子さんが見てゲラゲラ笑うシーンもあるでしょうし、ドキっとするような殺伐としたシーンもありますし…今後どうなるかわからない話の展開も楽しみだと思います。
走るシーンがたくさんあると監督からの話しもあったので(笑)、走りのシーンは思いっきり走りきろうと思っています。
加賀美瞬を演じるにあたって意識している点はありますか?
(写真) 僕が演じる瞬については…言いたいけど言えない部分があるのですが、後々を考えて演じたとき、その後々が効いてくるようなお芝居を心がけたいですね。
お話の中に伏線があってこそ視聴者の皆さんに「最後まで楽しみ〜」と思っていただけるのではないでしょうか。
伏線を作るのは容易なことではないですが、みなさんの興味を引くお芝居が出来たらいいなと思っています。それだけではなく空哉との掛け合いや、他のキャラクターとのバランス、そこに存在する人間として魅力がでるよう演じることを意識しています。
上田竜也さん演じる空哉との掛け合いについて…
自分自身はボケとツッコミどちらかと言えばツッコミだと思うので、瞬のキャラクターは好きですね。(大阪出身だもんね!by上田さん)
そうですね…大阪出身と言われるとハードルがあがってしまうのですが(笑)。とにかく今は、上田さんが演じる空哉のボケを楽しみにしています。
台本を読んでいると、空哉はベタなボケが多いので、これをセリフとして言うのは難しいだろうな…と思っています。そのボケを生かすも殺すも、ツッコミの腕なんですよね…と言っても、別に漫才をやるわけではないんですけれど(笑)。見ている方々に「いいテンポだな〜」と思っていただけるように演じたいですね。
塚本さん演じるリュウとの掛け合いも楽しみです。空哉との掛け合いは、2人だけでは成立しないと思っています。リュウが作るピリピリした空気があるからこそ、空哉の明るいテンションとそれを正す瞬の流れを作ることが出来ると思います。
掛け合いはとにかく楽しみですね。やりすぎても面白くないですし…とにかく、石井監督から“面白さのOK”が出るように頑張ります!」
脱獄犯という特殊な役柄ですが、どういうイメージを持っていますか?
(写真) 脱獄犯と聞いて、そわそわしました。瞬の立場になったとき、四六時中周りを気にして普通の会話も出来ないですよね。そう思うと、急に台本を読んでいて落ち着かなくなってきました(笑)。
けれど、僕が演じる瞬は落ち着いている役柄なので、落ち着いていなければならないのですが…だからといって、落ち着きすぎてしまうとリアルではなくなってしまいますし、そのバランスは大切にしなきゃなと思っています。
今までは、ナチュラルで等身大のお芝居が多かったので、非日常的な舞台の中で、瞬を演じることがとても楽しみです。
髪型を変えてみていかがですか?
中学生の頃にスポーツ刈りをしていたので、短い髪形は初めてではないです。剃ることにも抵抗はありませんでしたね。
ヘアメイクさんに「顔を洗ったまま頭も洗えるなんて羨ましい!」と言われました(笑)。なかなか髪型を奇抜に変えることが出来ないので、いい機会だな、と思いました。
北九州〜東京ということで、地方ロケが多くなってくると思いますが…
(写真) 北九州から東京までの逃走劇なので、ロケが多いですね。
実は、僕ロケが好きなんです。その場の空気を生で味わえてリアルですし、直接日光を感じることが出来てその日光を感じてにじみ出るリアルな汗…そういった男臭さが好きなんです。
みんなで泥だらけになって逃げ続ける…こういったドラマは、今までなかったと思います。リアルさを保ちつつ、体力も保ちつつ撮影が出来たらな…と思っています。
『ランナウェイ』にかける意気込みをお願いします。
今回、自分が青春期に見てきた作品に出演されてる方々とご一緒できたことを嬉しく思っています。上田さんがボクシングしているという発見など、お会いしなければわからないようなまだまだ知らない、みなさんの表面に出ていない魅力がたくさんあるんですよね。共演者のみなさんの魅力をもっと知りたいですし、たくさん吸収したいです。そして、何よりみなさんとお芝居を通して会話するのを楽しみにしています!
お互い、ストレートに話し合って、向き合って、自分をさらけ出してお芝居が出来たらいいなと思っています!

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