現場レポート

『この世界の片隅に』×アーティスト・青沼優介 綿毛アート

2018.7.12

昨日ご紹介したInstagramに続き、今回ご紹介する第2弾のコラボレーションは綿毛アート
『この世界の片隅に』の原作には“たんぽぽ”が頻繁に登場します。大地に根を張って健気に生きる“たんぽぽ”はこの物語を象徴する存在。
そんな“たんぽぽ”の綿毛を用いてアート作品を生み出す芸術家がいます。東京藝術大学研究助手のデザイナー/アーティスト・青沼優介氏。青沼氏は東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了後、現在は同大学デザイン科にて教育研究助手として勤務する傍ら、たんぽぽの綿毛を使ったアート作品を作成・発表しています。

そんな青沼氏がこのドラマのロゴを使って綿毛アートを作成。鏡の上に印字された『日曜劇場 この世界の片隅に』の文字に、ひとつひとつたんぽぽの綿毛を植えていきました。
この作品に対面した者がタイトルを音読する際に、その吐く息でタイトルが揺れる…“たんぽぽつながり”のコラボレーションは幻想的でありながら身近な雰囲気も感じる不思議な佇まいとなっています。

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なお、この作品は7月14日(土)に開幕するTBSのイベント「夏サカス2018」にて展示することが決定しました。
息を吹きかけると揺れる綿毛たちをぜひ直接ご覧ください!

■作品名 息を読む

■作品のコンセプト
蒲公英(たんぽぽ)の綿毛は、見かけるとつい吹き飛ばしてしまいます。
私はそれを我慢して、綿毛ひとつひとつを植えなおして文字を起こしました。
言葉を読むとき、人は息を吐きます。それは目には見えるものではありません。
しかし、この作品で描かれた言葉たちは、読む際に息を吐き出すことで綿毛が震えます。
普段目にすることのない文字の挙動で、まるで息を読んでいるような心地になるでしょう。


さて、本日は朝から電波ジャックがあり、いよいよ初回放送が近づいてまいりました。
放送まであと3日
番組ナビなどの番宣情報はお知らせに掲載しておりますのでぜひチェックしてください。

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